東野寬子ピアニスト

神奈川県横浜市在住。生まれつき右手に欠指の障がいがあり、過去にピアノを習おうとしたが手の障がいを理由に諦めた経験がある。現在もピアノに触れることはあるが、思ったような演奏ができない。

音楽の道を諦められず、大学在学中よりバレエ、ジャズダンス、声楽を学び、卒業後は、働きながらミュージカルやダンスの舞台、SLOW CIRCUS のトレーナーとして活動している。東京 2020 パラリンピック開閉会式に出演。

(広告の後にも続きます)

古川結莉奈ピアニスト

神奈川県横浜市出身。先天性ミオパチーという筋肉の難病で身体を動かすことが難しく、平素ベッドに横になって過ごしている。小さい頃から音楽が好きで、右手の親指で電子キーボードを弾いていた。

2021 年 8 月、「だれでもピアノ遠隔演奏実証実験」で自宅の電子キーボードから横浜市庁舎の「だれでもピアノ」で「威風堂々」を演奏し、いつかオーケストラといっしょに演奏したいと夢みていた。

力が弱く、本物のピアノの鍵盤を弾くことは難しいが、すてきな音楽を届けられるように心を込めて演奏したいと情熱を燃やしている。

宇佐美希和ピアニスト

東京都杉並区出身。生後まもなく脳性麻痺と診断され、両手足に障がいがあり車椅子を使用している。右手は多少動かせるが、左手に不随意運動がある。

小学校 2 年生の時、姉がピアノを習う姿をみて、ピアノを習い始める。2015 年、筑波大学附属桐が丘特別支援学校在学中の彼女のピアノ演奏にインスピレーションを得て、東京藝術大学とヤマハが「だれでもピアノ」を共同開発。

以後、「障害とアーツ」(2015)、「渋谷ズンチャカ」(2017)、「みんなで楽しむコンサート」(2022)などさまざまなコンサートに出演。

また、サークル「ひとさし指のノクターン」で、ピアノの練習に励み、定期的にコンサート活動も行っている。