●6.米新規失業保険申請件数は21.2万件と横ばい、労働市場の堅調さ続く(ロイター)

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●7.米住宅ローン金利が7%超え、昨年6月以来で最大の上昇=フレディマック(ロイターより抜粋

 1)米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、米国の30年固定住宅ローンの平均金利は4/18時点で7.10%と、1週間前の6.88%から上昇した。+0.22%の金利上昇は10ヵ月ぶりの大きさとなる。
 2)金利が上昇傾向にあるため、住宅の買い手は購入時期を見計らっているようだ。

●8.米ブラックストーン、1~3月純利益は前年同期の10倍の1,300億円、市場好転(日経新聞)

●9.テスラ、中国と米国でEVを値下げ、1~3月期の販売低迷と在庫膨張(ブルームバーグ)

■II.中国株式市場

●1.上海総合指数の推移

 1)4/18、上海総合+2高、3,074
 2)4/19、上海総合▲8安、3,065

■III.日本株式市場

●1.日経平均の推移

 1)4/18、日経平均+117円高、38,079円
 2)4/19、日経平均▲1,011円安、37,068円

●2.日本株:売りたい筋の「偽の買い情報」に注意

 1)4/18の日経平均上昇は「バフェット効果」を狙った偽情報の流布が要因
  ・バフェット氏が低利で円債を発行して、日本株を買増すとの話が広がった。そして、連想で商社などの銘柄が買われ、投資家心理が改善した。日経平均は▲300円超下落していたが、その情報が流れると+200円超のプラス圏へと浮上した。
  ・このバフェット情報は、4/19になると消し去られている。そして、4/19には反動として一時▲1,250円を超える大幅下落となった。
  ・この種の噂の情報を真に受けると、踊らされるれ損失を招くだけの場合が多い。相場が弱気に入ると、売りたい筋が買い煽る情報を意図的に流す場合がある。事実を確認してからでも、遅くはない。

 2)4/19の日経平均の下落を主導した半導体関連、4銘柄で下げ幅の▲42%を占める
  ・4/19の下落には、半導体関連の3銘柄株の下げが大きく寄与した。
  ・下げの寄与度:東エレク▲315円安、アドバンテスト▲66円安、信越化▲44円安
  ・主要な半導体関連銘柄 下落幅    下落率
     レーザーテク   ▲3,160円  ▲8.42%
     東エレク     ▲3,210   ▲8.74
     ディスコ     ▲4,330   ▲8.00
     ソシオネクスト  ▲ 299   ▲6.63

 3)チャートをみると、日経平均とTOPIXは崩れてきている

 4)投資主体別でみると、証券自己は4月2週も売りと2週連続
  ・証券自己は、年初から買い筋のメインをなしてきたが、4月1週に売り転換した。それが2週連続の売りとなった。
  ・年初からの買い主体は、外国人投資家(現物株)と証券自己の2大買い筋であったが、外国人投資家(現物株)のみとなった。
  ・日本株の買い筋が1つに減少し、証券自己が売り筋に転換したことで、相場にマイナスの影響を与える懸念が増した。

 5)日経平均が強気⇒弱気に転換か
  ・日経平均の推移
     3/22最高値 40,888円
     4/19    37,068
     下落幅   ▲3,820
     下落率   ▲9.34%

  ・日経平均の下落率は、米国主要株価指数の下落率を上回る
     NYダウ  ▲4.57%
     SO500   ▲5.4%

  ・新高値銘柄・新安値銘柄数の推移
              3/21  3/22   4/1   4/17  4/18  4/19
     新高値銘柄数   309  261    136    21    18   14
     新安値銘柄数    1    1    73   236    89   330

  ・新高値が激減、反して新安値が急増。相場の勢いが逆転した様子を示している。

■IV.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)

 ・1893 五洋建設     業績大幅回復
 ・1942 関電工      業績上昇期待
 ・3107 ダイワボウ    業績堅調