ビットコイン(BTC)FXや先物・オプション取引の仕組みを徹底解説!取引所は国内と海外どっちがベスト?

海外取引所で取引を始めるには?

それでは、海外取引所で取引を始める流れを簡単に解説します。

  • 国内取引所に日本円を入金する
  • 国内取引所で仮想通貨を購入する
  • 購入した仮想通貨を海外取引所に送る
  • 海外取引所で仮想通貨を受け取る
  • 海外取引所で好きな銘柄を売買する
  • このように少し手間はかかってしまいますが、海外取引所特有ともいえるメリットがあり、利用している人も数多くいます。

    しかし、海外ということで規制がなされた日本とは違い、さまざまなデメリットも存在します。

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    海外取引所の3つのメリット

    海外取引所の利用は3つのメリットがあります。

    順番に見ていきましょう。

    ①:取扱銘柄が豊富にある

    一説によると、数万もの種類の仮想通貨があるとされていますが、日本国内の取引所では10種類程度しか取り扱われていません。

    これは、金融庁の定めるホワイトリストに載っている仮想通貨しか扱ってはいけないという決まりがあるからです。

    海外の取引所は数百〜数千もの仮想通貨を取り扱っているところもあります。

    ただ、このすべてが仮想通貨FXもしくは先物取引に対応しているとは限らず、現物取引しかできないということもあります。

    ②:流動性が高いところが多い

    日本に比べると海外の取引量は多く、流動性が高いので、買い手と売り手の取引がマッチングしやすいです。

    そのため、「売りたい時に売れない」という事態を避けることができ、トレードのチャンスも増えることになります。

    ただし、これは大手の海外取引所に限った話で、無名の取引所では逆にまったく流動性が無いという場合があるので、注意しましょう。

    ③:販売所形式が少ない

    日本の取引所では、一部のアルトコインが販売所形式でしか売買できない場合があります。

    通常の板取引とは違って、販売所は取引所と売買をすることになり、スプレッド(買い値段と売り値段の差)も大きくなります。

    海外の取引所では、豊富なアルトコイン銘柄を板取引で売買することが一般的ですので、取引による損失を抑えることが可能です。

    海外取引所の3つのデメリット

    ここでは、海外取引所の3つのデメリットを挙げます。

    魅力的に思える海外取引所ですが、やはり欠点があります。

    そのためデメリットをきちんと理解した上で利用することが必要です。

    ①:日本語対応が少ない

    海外取引所であるために、サイトで表示される言語はほぼ英語です。

    Google翻訳など翻訳ソフトを使って利用するのもいいですが、翻訳が少し違っていたために操作を誤ってしまったり、問題が起きた際の問い合わせでもうまく伝えられなかったりなどで、損してしまうこともあります。

    ②:日本円を直接入金できない

    海外取引所の口座に、日本円を振込などで直接入金することはできません。

    国内の取引所でしたら、日本円を入金し、それを仮想通貨に交換するというだけで済みました。

    しかし海外取引所では、日本の取引所で円から交換した仮想通貨を送金することで、投資資金を預け入れる形になります。

    この手続きが少し煩雑で間違いやすいうえに、送金手数料がかかるといったコスト面でのデメリットも存在します。

    ③:怪しい海外取引所も多い

    国内では金融庁が「仮想通貨交換業者」を認可する仕組みがあるので、認可された取引所は信用度が高いと評価することができます。

    しかし、海外にはこのような規制が存在しない場合がほとんどですので、運営元がわからないような怪しい海外取引所がたくさんあります。

    トレードで出た利益を出金しようとしても、いつまで経っても出金されないというような事例も決して少なくはありません。

    あまりに聞いたことのない海外取引所や、出来たばかりの取引所などはそういった問題が起こる可能性が高いので、決して使うことのないようにしましょう。

    まずは仮想通貨のトレードに慣れること

    国内・海外のビットコインFXや先物・オプション取引について説明してきましたが、そもそもこれらの取引方法は難易度が高いものです。

    いきなりビットコインFXなどから始めるのではなく、まずは現物取引のトレードに慣れて、値動きの兆候を捉えられるようになってから始めるのが良いでしょう。

    また、海外取引所はレバレッジ倍率を高く設定できるものの、その分ハイリスクなトレードになりがちです。

    日本の取引所は現在2倍までしかレバレッジ倍率を設定できず、追証が存在するものの、規制がある分だけ体制が整っていると考えられます。

    海外取引所の高レバレッジ倍率やゼロカットシステムは魅力的かもしれませんが、それぞれにメリット・デメリットを踏まえて、きちんと判断するようにしましょう。