主婦の副業探しにおすすめのサイト

主婦が副業案件を探すときは「求人サイト」「クラウドソーシング」「エージェント」の3つの方法があります。それぞれの特徴とともにおすすめのサイトをご紹介します。

1. 求人サイト

正社員やパートの求人情報を掲載している求人サイトでも、副業案件を探せます。「完全在宅勤務」や「週末のみ」、「業務委託」の条件で絞り込めば該当する案件が検索できます。

Indeed(インディード)』や『バイトル』には、在宅モニターやアンケート、覆面調査、内職スタッフなどPC操作が不要な求人が確認できました。車で納品・引き取りが必要な案件もあるので、募集要項を確認のうえ自分にあったものを探してみてください。

2. クラウドソーシング・スキルシェア

クラウドソーシングではオンラインで完結できる副業案件を探せます。たとえばWebデザインやイラスト、ライティングなどのIT系の仕事です。オンライン秘書やインサイドセールススタッフなどバックオフィス業務も募集しています。

おもなサービスは『ココナラ』『クラウドワークス』『シュフティ』などがあり、どれも会員登録は無料です。プロフィールでこれまでの実績やスキルをアピールすることで、企業側からオファーを受けられることもあります。よいクライアントに巡り合うことができれば、副業としてしっかり稼げるサービスです。

3. エージェント

エージェントサービスは、人材を求める企業と副業を探す人材のマッチングをしてくれます。エンジニアやデザイナー、マーケター、編集・ライターなどオンラインで完結できる職種の求人があります。

自分ではコンタクトをとれない企業とのマッチングが可能なため、仕事の選択肢を広げることが可能です。ワークライフバランスを重視する場合、希望の働き方に応じた案件を探してくれます。

主なサービスは『ITプロパートナーズ』『プロの副業』などです。営業に自信がもてない方も、継続して案件を紹介してもらえるため、副業でしっかり稼ぎたい人におすすめです。

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主婦が副業で稼ぎすぎると損する?

主婦が副業で稼ぎすぎた場合、家計の補助になるどころか損をしてしまう可能性があります。どのようなリスクがあるのか理解しておくことが大切です。

リスク1. 扶養から外れる可能性がある

主婦の場合、配偶者の扶養に入っている方が多いと思います。副業で稼ぎすぎると、扶養から外れる可能性があるため注意が必要です。パート主婦が副業をする場合、勤務先と副業で得た収入が合算されます。

扶養には税金上の扶養と社会保険の扶養がありますが、税金上の扶養よりも社会保険の扶養から外れるリスクが手取りに大きく影響を与えます。税金上の扶養は年間所得48万円超ですが、納税額は大きなものではありません。ただし、社会保険の扶養から外れると国民年金と国民健康保険料を納めなければなりません。

社会保険の扶養認定は加入中の健康保険によって異なります。経費が認められるケースもあるようなので、事前に確認しておきましょう。

リスク2. 確定申告が必要になることも

副業で稼ぎすぎた場合、所得額によっては確定申告が必要です。パート主婦など雇用契約を結んでいる勤務先がある場合、勤務先で副業収入をあわせて年末調整してもらうことはできません。確定申告が必要な所得基準額は専業主婦とパート主婦で異なります。

  • 専業主婦:年間所得48万円
  • パート主婦:年間所得20万円

所得額を問わず、デザイナーや編集・ライターなど報酬から源泉徴収されているときは、確定申告をすることで納めすぎた税金を取り戻すことができます。将来的には本業として活動したい場合、所得が低いうちに確定申告に慣れておいてもよいでしょう。

主婦が個人事業主として活動するときの扶養と確定申告については下記の記事でもくわしく解説しています。

主婦が個人事業主になる時の扶養と確定申告

Workship MAGAZINE

主婦が副業を始めたあとの心得

副業で経験を積むことで、本業として稼ぐことも夢ではありません。副業を始めたあとの心得を3つご紹介します。

心得1. 副業でも仕事に対する責任感を持つ

副業は片手間でやる仕事というイメージを持っている人も少なくありません。しかし、アルバイトやパート、フリーランスなど働き方が違うだけで副業でも仕事は仕事です。

仕事を依頼する側も、責任を持って取り組んでくれる人を求めています。主婦は子どもや家庭の事情で働き方に影響を与えることがありますが、そうした事情への配慮をクライアントにすべて求めるのではなく、自身で調整することも大切です。責任感をもって取り組むことで、クライアントとも良好な関係を築くことができます。

心得2. 体調と時間管理は徹底する

副業をするために睡眠時間を削って働くことはおすすめできません。副業を続けるには体調管理が大切なので、できるだけ生活リズムを崩さないように働くことが大切です。そのためにはプライベートの予定を含めて徹底した時間管理が求められます。

とくに子どもが小学生になると、仕事に影響を与えるほど家族の予定に振り回されることがあります。家族にも協力を求めて、時間をうまく管理してください。

心得3. 確定申告に関する知識をつける

確定申告の方法には白色申告と青色申告があり、どちらも帳簿を付けることが定められています。白色申告のほうがかんたんですが、どうせ帳簿をつけるなら節税効果の高い青色申告へ切り替えも考えてみてもよいでしょう。確定申告をすることで、経費や税金などの知識もついてくるのでおすすめです。

副業でも確定申告をするなら経費として計上が可能なものがあります。下記の記事でくわしい解説がなされていますので、読んでみてください。

個人事業主・フリーランスが知るべき”経費”一覧【税理士監修】。経費にできる、できないの基準も解説

Workship MAGAZINE

まとめ

主婦が副業を始めるなら、まずは自分のもっているスキルや得意なことで収入を得られるものを選ぶのがおすすめです。できることから始めることで無理せず、経験を積むことができます。副業で稼ぎながらスキルアップもできれば、将来的に本業として活躍できる可能性も夢ではありません。

ただし、副業で稼ぎすぎると扶養から外れたり、確定申告が必要になったりとさまざまなリスクがあるのも事実です。長く続けるためにも周囲の協力も得ながら、自分に合った副業を探してみてください。

(執筆:吉永ゆくら 編集:北村有)