藤井ビルが「第一三共札幌支店ビル」取得、賃貸オフィスとしてリーシング

 賃貸マンション・賃貸オフィス事業などを展開している藤井ビル(本社・札幌市中央区)は、このほど札幌市中央区大通西8丁目の「第一三共札幌支店ビル」を取得した。取得費は非公表だが、40億円を超える規模になったもよう。

(写真は、藤井ビルが取得した「第一三共札幌支店ビル」)

「第一三共札幌支店ビル」は、大通公園に面した南大通側に立地しており、「札幌ビューホテル大通公園」の東隣。敷地面積約245坪(811・39㎡)、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の9階建て、延べ床面積約1830坪(約6042㎡)、2010年4月に竣工した。土地建物を所有していた第一三共(本社・東京都中央区)は、札幌支店を三井JPビルディングに移転、同ビル売却のため入札を行った。入札には10数社が応札した、藤井ビルが取得した。取得費は非公表としているが、30億円台が多かった中で、同社は40億円台で落札したという。

 藤井ビルによると、「大通公園に面した利便性の良い立地とワンフロア100坪の広さを生かしたオフィスとして、リーシング展開を進めていきたい」と話している。同社は賃貸オフィスビルとして、札幌中心部に「札幌駅前藤井ビル」(北3条西3丁目1-2)などを所有しているが、大通公園に面した立地では、本社が入っている大通藤井ビル(大通西11丁目4)に次ぐ2棟目となる。