1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、2020年4月に打ち上げ30周年を迎えます。ハッブル宇宙望遠鏡のサイトでは、打ち上げから毎年というわけではありませんが、4月に周年記念画像がリリースされてきました。

これまでハッブル宇宙望遠鏡の過去の周年記念としてリリースされてきた画像を、3回に分けて紹介しています。今回はその第3回目の記事です。

第1回目の記事はこちら→「ハッブル宇宙望遠鏡の過去の周年記念画像を紹介(1)」
第2回目の記事はこちら→「ハッブル宇宙望遠鏡の過去の周年記念画像を紹介(2)」

第3回の今回は、2013年(23周年記念)から昨年2019年(29周年記念)まで紹介します。

23周年記念(2013年)

2001年の11周年記念でオリオン座の馬頭星雲を可視光でとらえた画像がリリースされましたが、23周年記念では同じ馬頭星雲を赤外線でとらえが画像がリリースされました。可視光画像では明るい星雲に対してシルエットになっていますが、赤外線では塵を見通せるので背後にある星などが見えています。Image Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)。https://hubblesite.org/contents/news-releases/2013/news-2013-12.html

→詳しくは「ハッブル宇宙望遠鏡が赤外線でみた馬頭星雲」

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24周年記念(2014年)

オリオン座の方向、6400光年の距離にある星雲NGC 2174内の星形成領域をとらえた画像です。画像右の外にある大質量星からの放射線によって柱のような構造ができています。NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)。https://hubblesite.org/contents/news-releases/2014/news-2014-18.html

→詳しくは「ハッブルがとらえたモンキー星雲 〜 30 Years, 30 Images #24(2014年)」