小林製薬「紅麹」問題と2025年新卒採用活動休止の解説

2024年新卒入社者への影響は?

紅麹製品に関する発表が年度末の3月であったため、小林製薬への4月入社を控える2024年新卒者への影響も懸念されました。

同社の発表によれば、グループ会社を含めた81人の新入社員のうち辞退者はいない(2024年4月1日時点)とのことです。

しかし、予定されていた入社式が中止になるなど、2024年新卒入社者への影響は少なくありません。

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採用活動全般への影響大

小林製薬においては、2024年新卒の入社辞退者がいなかった一方で、2025年新卒の学生を対象に行っていた採用活動を中止することが明らかになりました。

同社は中止の理由を「一連の問題を受けて総合的に判断した結果」と説明しています。例年同様に、グループ会社を含めて80人規模の採用を予定していたものの、採用活動の再開時期については未定となっています。

2025年新卒の採用活動については、すでに選考等が進んでいたこともあり、学生や採用メディア、関連企業を中心に混乱も生じました。

また、中途採用については、2024年4月8日時点で同社の採用情報総合サイトおよびグループ会社採用情報などでは、活動中止における報告は確認できませんが、中止については複数のメディアが報じています。