●鍵を握る米国!?さらなるインフレも懸念

 米国バイデン大統領はイスラエルの報復攻撃には不参加を表明しており、イスラエルにも自制を求めている。

 一方で、イスラエルの安全には「揺るぎない関与」を約束するなど、状況によっては参加せざるを得ないとも取れる。

 原油供給への不安が渦巻いているが、今のところWTIが1バレル=90ドルまで上昇する兆候はなく、まだまだ様子見の面が強いかもしれない。

 ただ、原油の高止まりとドル・金(ゴールド)が買われることが予想され、金利政策の差から円安も進みそうだ。

 インフレの鎮静化も遠のいた印象で、FRBの利下げも難しくなり、さらにリスクオフが意識された株安にも警戒が必要だ。