戦略を立てるのに使えるフレームワーク5選

戦略を立てるのに使えるフレームワークは下記の主な6つです。

・STP分析

・ポジショニングマップ

・AIDMA

・AISAS

・AARRR

STP分析

新商品や新事業など展開する際、Segmentation(市場を細分化)、Targeting(狙うべき市場を決める)、Positioning(立ち位置を見極める)の3つを軸に業界内での戦略が有効かを把握できるフレームワークです。

使い方

まずはSの部分であるニーズを持つ顧客層を市場細分化し、Tの部分でその市場の中か狙うべきターゲット層を絞り、Pの部分で競合と比較して自社の立ち位置を決定します。

最終的に出した結論が事業の目的を果たすかどうか、結論通りにゴールを達成見込みがあるかどうかを判断できると尚更良くなります!

ポジショニングマップ

意味の異なる2軸で作られたマトリクス上に、自社を含めた他社の競合商品やサービスを配置したフレームワークです。

使い方

先程のSTP分析のポジショニングの部分でも使用され、他社との明確な差別化ができているかどうかや自社と近くにある企業は直接的な競合の度合いなどを把握します。

ポジショニングマップの軸で「価格と品質」といった相関の高いもので分析しないことが大切です。

AIDMA(アイドマ)

消費者は商品を購入する際「Attention(注目)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)」といった購買決定プロセスを説明するフレームワークです。

使い方

自社の商品やサービスをAIDMAにそれぞれ当てはめ、興味関心を増やすためのアプローチや集客数・購買数などの改善に繋げます。

AIDMA以外にも「AIDA」「AIDCA」「AIDCAS」「AISAS」などの購買プロセスがあります!

AISAS(アイサス)

AISASもAIDMA同様の購買決定プロセスを説明するフレームワークで、プロセスは「Attention(認知)→Interest(興味)→Search(検索)→Action(行動)→Share(共有)」となっています。

使い方

AIDMAと使い方は一緒で、興味関心を増やすためのアプローチや共有するための方法などを模索することで改善に繋げます。

AISASの成功事例で一番有名なタピオカがあり、SNSで共有があったことでAISASはぐるぐる購買プロセスが循環しています。

AARRR(アー)

Acquisition(獲得)→Activation(活性化)→Retention(継続)→Referral(紹介)→Revenue(収益化)の流れで企業や製品を成長させるためのフレームワークです。

使い方

サブスクやアプリなどインターネットを活用したビジネスにおいてAARRRの順に設計することで企業や事業を急成長させることが可能になります。

ユーザーを獲得し、製品を実際に使ってもらい、リピーターになり、ユーザーが紹介して更にユーザーが増え、収益を最大化する一連の流れを作れたらすごいですね!

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組織マネジメントに使えるフレームワーク5選

組織マネジメントに使えるフレームワークは下記の主な5つです。

・ミッション / ビジョン / バリュー

・Will / Can / Must[

・ジョハリの窓

・ガントチャート

・動機付け / 衛生理論

ミッション・ビジョン・バリュー

多様化するビジネス社会における企業の経営方針であり、企業理念やスローガンなど共通の価値観を表すフレームワークです。

使い方

ミッションは「果たすべき使命・企業の存在理由」、ビジョンは「目指すべき将来の理想の状態・ゴール」、バリューは「ミッションとバリューを実現するためにとるべき思考や行動」を軸にそれぞれ作成します。

世の中にある企業はそれぞれ果たすべき使命や存在意義、ゴール、実現するための行動などを明確に指標化しているんですね!

Will/Can/Must

ビジネスにおいてモチベーションを維持や成果を出しやすくするためのフレームワークです。

使い方

Willは「自分がしたいこと」Canは「自分のできること」Mustは「すべきこと・しなければいけないこと」の3つが一致するものがあると満足度が高いと言われています。

個人だけでなく個々のWill Can Mustをかけ合わせることでチーム全体のWill Can Mustを作れます。

ジョハリの窓

他者とのコミュニケーションの円滑化において重要な考え方に基づいた「自分をどのように公開するか?」「自分をどのように隠すか」といった自己分析を行うフレームワークです。

使い方

開放の窓(自分も他人も知る自己)、盲点の窓(自分は気付かないが他人は知る自己)、秘密の窓(自分は知るが他人は知らない自己)、未知の窓(誰も知らない自己)の4ブロックで作成します。

自分のことを書き出して当てはめていき、開放の窓が多ければ多いほど円滑なコミュニケーションが取れるとされています。

円滑なコミュニケーションを取りたい人は取り組んでみるといいかもしれません!

ガントチャート

プロジェクト管理や生産管理など工程管理に用いられ、作業計画を視覚的に表現するためのフレームワークです。

使い方

タスクと担当者、スケジュールを合わせて見ることでチーム全体で進捗状況やスケジュールの把握をします。

チームでプロジェクトを進める際は共通の認識が必要ですね!

↓ガントチャートの詳しい記事を見たい人はこちら↓

ガントチャートとは?作り方や使い方をわかりやすくご紹介!

動機付け・衛生理論

仕事に対する満足をもたらす要因と不安をもたらす要因が異なることを示したモチベーション理論のフレームワークです。

使い方

満足をもたらす要因(仕事の達成感や成長、責任など)を「動機付け要因」、不安をもたらす要因(会社の方針や労働環境など)を「衛生要因」と呼び、社員の中で共通部分を見つけることで課題点が見つかります。

満足をもたらす要因と不安をもたらす要因が違うのはおもしろいですね!