マーケティングに使えるフレームワーク6選

マーケティングに使えるフレームワークは下記の主な6つです。

・ペルソナ

・PEST分析

・3C分析

・SWOT分析

・4P分析

・カスタマージャーニーマップ

ペルソナ

ある特定のユーザーがまるで実在しているかのように名前や性別、年齢、基本情報や興味感心、1日の過ごし方などまとめるフレームワークです。

使い方

まずは、ペルソナに設計するユーザーの情報を集め、自社の商品やサービスに興味を持った動機、検討段階における情報収集の方法や、購入要因などを書き加えていきます。

見込み客が抱える悩みや問題点を見つけたり、チーム全体で共通のユーザーイメージを持つなどのメリットがあります。

↓ペルソナの詳しい記事を見たい人はこちら↓

ペルソナを設定するときのプロセス4つ|メリットや注意点も紹介

PEST分析

マクロ環境分析のフレームワークで、主に会社の企業活動に間接的に影響を与える外部環境を分析できます。

使い方

PEST分析は、「政治」「経済」「社会」「技術」の4つの視点で分析を行います。

Politics(政治)

政治的要因では、政治・法律・税制などの観点から影響を及ぼす要因を分析します。

Economy(経済)

経済的要因では、経済動向の変化などの観点から影響を及ぼす要因を分析します。

Society(社会)

社会的要因では、消費者のライフスタイルに関する事項を分析します。

Technology(技術)

技術的要因では、時代の変化に伴って開発された新たな技術が企業に与える要因を分析します。

企業は外部環境の影響1つで大きく変化を及ぼす可能性があります。なのでリスクヘッジ手段を講じれるかどうかも洗い出してみましょう。

3C分析

Customer(顧客・市場)・Competitor(競合)・Company(自社)の3つを分析することをミクロ環境分析とも呼ばれ、顧客ニーズを捉え競合との差別化を図るためのフレームワークです。

使い方

まずは市場を知って自社の強みや弱みを評価するために市場・顧客の分析から行います。競合がその市場に対してどのように対応しているか分析し、自社がどのような手を打つことができるか分析します。

上の画像のように赤色の部分が競合になく(差別化)、市場に合っていて自社でも可能な施策部分になります。

SWOT分析

内部環境である保有しているリソースや商品、ブランド力などの要素と外部環境であるコントロールできない要素をそれぞれプラス要因とマイナス要因でわけることで企業や事業の分析ができるフレームワークです。

使い方

外部環境では市場規模や成長性、競合の状況、景気や経済状況、政治や法律などを踏まえて検討します。内部環境では、認知度やブランド力、インフラ、価格や品質、サービス、資源・技術力などを踏まえて検討します。

それぞれSWOTを埋めたら「クロスSWOT分析」を行います。「機会×強み」「機会×弱み」「脅威×強み」「脅威×弱み」を判断して戦略を立てるのに役立てましょう。

PEST分析→3C分析→SWOT分析の流れで行うとPESTと3Cで情報収集を行っているのでSWOT分析を効率よく分析できます。

4P分析

Product(製品)、Price(価格)、Place(流動)、Promotion(販促)の頭文字を取ったもので、商品やサービスを販売する際、「何を・いくらで・どこで・どのようにして」売るのか戦略を立案するためのフレームワークです。

使い方

4PはProduct→Price→Place→Promotionの順に作成します。また、4Pを統合して使うことも重要で、製品・価格・流動・販促のすべてが連動している必要性があります。

先程の3C分析を組み合わせると外部環境(3C)と内部環境(4P)を分析できるためよりよい戦略を立てることができます。

カスタマージャーニーマップ

顧客が商品をどうやって知り購入後はどうだったかの一連の流れを可視化し、思考や感情も合わせて考えることで最適なアプローチを出すための図式化フレームワークです。

使い方

カスタマージャーニーから課題点が見えてきます。というのも商品やサービスの認知・検討・購入などといった接触ポイントごとに異なるため、それぞれの課題点が浮き彫りになり、改善策を立てれます。

上の画像の購入プロセスは「AISAS」のフレームを利用していますが、商品やサービスによってフレームを変えて分析してみましょう。

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アイデア発想に使えるフレームワーク3選

アイデア発想に使えるフレームワークは下記の主な6つです。

・マインドマップ

・マンダラート

・ペイオフマトリクス

マインドマップ

メインテーマから連想されるキーワードを派生させることで情報整理やアイデア出しに役立つフレームワークです。

使い方

問題点や目標、解決すべき事項や学びたいことをメインテーマとして、関係するキーワードを木の枝が分岐するように繋げて追加することで情報を可視化できます。

マインドマップは手書きでも有効ですが、ツールを使えば作業効率化が図れます。筆者僕は個人的にXmindがおすすめです。

マインドマップは手書きでも有効ですが、ツールを使えば作業効率化が図れます。筆者僕は個人的にXmindがおすすめです。

マンダラート

マス目にアイデアを書き込んでいくことでアイデアや中心の真ん中に目標達成を書きそのために必要な目標やアイデアを広げられるフレームワークです。

使い方

9マスの正方形の真ん中に目標やアイデアを書き、目標達成に必要なことを周りの8マスに書いて、更にその8マスを9マスの正方形にして目標達成に必要なことを書きます。

プロ野球選手の大谷選手も高校1年生の時に8球団からドラフト1位という目標を掲げてマンダラートを活用したことで有名です。

ペイオフマトリクス

一般的に効果と実現性の2軸で区切られた図を使用し、効果的にアイデアの取捨選択をするためのフレームワークです。

使い方

縦軸を効果、横軸を実現性とすると「効果が高い×実現性が高い」「効果が高い×実現性が低い」「効果が低い×実現性が高い」「効果が低い×実現性が低い」の4ブロックに分かれます。

たくさんのアイデアを4つのブロックに当てはめることで取捨選択を簡易的に行うことができます。

一般的に効果と実現性ですが、他に「重要度と緊急度」「市場成長率とマーケットシェア」「商品と市場」などがあり、用途別に使ってみましょう!