死亡災害1カ月で6人発生 異常事態に監督指導強化へ 静岡労働局

 静岡労働局では、今年6月28日からの1カ月間に管内で6人の死亡災害が発生したことを受け、「労災死亡事故多発警戒」を発令した。橋梁建設工事中の橋桁落下により作業員2人が巻き込まれた事故のほか、伐倒木に挟まれたものや、高温の薬品タンクに墜落して全身やけどで死亡する災害が起こっている。同労働局では、管内の労働基準監督署に対して監督指導の強化を指示するとともに、事業場へ安全管理徹底を要請。安全衛生管理者や作業主任者、職長などの責任者による業務遂行状況の報告、5Sの徹底、リスクアセスメントや危険予知訓練、ヒヤリハット活動の実施、安全衛生教育の確認などを求めている。