建設業で墜落災害が急増 チェックリスト使い確認促す 鳥取労働局

 鳥取労働局は、管内の建設業で墜落・転落災害が急増していることから、建設現場に対して災害防止対策の徹底を呼びかけている。今年7月末時点までの死傷者数は24人に上り、昨年1年間に発生した建設業の墜落・転落災害の死傷者数を上回った。災害は、脚立・はしご、トラックの荷台、法面・擁壁天端、屋根・床の踏み抜きなど、さまざまな場所で発生。同労働局ではチェックリストを示して、躯体から1m以上の幅がある場所での本足場の使用や、足場の設置が困難な場所での墜落制止用器具使用などを確認するよう促している。「段差、高低差のある場所ではどこでも起き得る災害である一方、重篤な結果につながりやすい」として、優先的に対策に取り組むことが必要とした。