リクルートが本社オフィスを一新!リニューアルで提起する、新時代のオフィスの役割とは?


2023年7月、株式会社リクルート(以下、リクルート)は東京都千代田区の本社オフィス22階のリニューアルオープンを発表しました。

クリエイティビティの向上が期待されているこのリニューアルによって、同社の社員の働き方はどのように変わっていくのでしょうか?

この記事ではリクルート本社のリニューアルの背景や概要、メリット、影響などについて広く紹介します。

リクルートが目指す「CO-EN」のような場所とは?

創業以来60年以上、「個の尊重:Bet on Passion」を大切にしているリクルートでは、会社を「多様な個人が社内外の枠を超えて縦横無尽に出会い、協働・協創を生み出す『CO-EN(公園、Co-Encounter)』のような場」にすることを目指してきました。

オフィスにおいても、個人やチームが自律的に、生産性高く、創造性を最大限に発揮できる環境整備を重視しているそうです。

(広告の後にも続きます)

協働・協創を促進する「CO-EN」フロアの独創空間

このたびのリニューアルでは本社22階を「CO-EN」フロアと位置付け、リクルート社員はもちろん、会社の枠を越えた多種多様なメンバーの「集まる」・「出会う」が実現できる場所へと改装したとのこと。

まさに、社会に対して新たな価値を創造するリクルートからの、新時代のワークスペースの提案といえるでしょう。

以下に注目スポットを紹介します。

ダイニング(社員食堂)・カフェ

いつの時代も人と人とのコミュニケーションを支えている「食」。
新しくなった社員食堂では毎朝、昆布やかつおから取った出汁でつくるおみそ汁や、かまどで炊いたご飯が提供されています。

また併設しているカフェでは、ホッと一息つくのにぴったりなカフェラテや、疲れた頭に糖分がしみわたるジェラートなども味わえるとのこと。
時間や気分に合わせた食事やお茶で、メンバーとの心の距離も近づくことでしょう。

ラウンジ

斬新なアイディアや新しい人とのつながりは得てして、ちょっとした雑談や休憩時間に生まれるものです。そんなリラックスしたコミュニケーションを促進するのが、新しくなったラウンジ。

観葉植物も置かれた優しい雰囲気と、高層階からの眺めはきっと、利用者の心を落ち着けてくれることでしょう。イベントの前後や待ち時間など、軽い会話にも最適な空間が広がっています。

パーゴラ

公園や庭などに設けられることも多いパーゴラ。屋外にあるような開放感はそのままに、より実務的なスペースとして設置されました。

各机を壁で区切らないデザインは「コミュニケーションにも壁をつくらないでほしい」という願いの現れかもしれません。部署内はもちろん、所属を越えたブレストや小規模なイベントなどに活用できます。

テンポラリー

その時々の「新しい」を象徴するために設けられたのが、テンポラリーです。ここは、自社の新商品やプロダクトを従業員に使ってもらうなど、テストマーケティングの場として活用されます。

また、展示やイベントも実施可能なため、社外メンバーを招いてのコミュニケーションの場としても期待できそうです。

セミナールーム

登壇者が自由に動き回れるようにステージを広く取ったセミナールーム。参加者の顔がしっかり見られるだけでなく、登壇者と参加者とのコミュニケーションも促進されるのではないでしょうか。

また、室内をガラス張りにすることで、閉塞感のないスペースとなっています。参加者は開放感あふれる空間で、インプットに集中できます。