NFT展示会や勉強会などWeb3関係のオフラインイベントの開催が東京近辺に集中しているなか、古都・京都からWeb3を盛り上げるためのプロジェクト「BAR KRYPTO」が始まる。インターネットサービス企業のONDなどが4月、NFT所有者を対象にした隠れ家的なクリプトバーをオープンする。

「関西から京都からWeb3を盛り上げる」をコンセプトに、オンラインだけでなく同じ時間と場所で飲食をともにし、共感を重ねることを目指すという。バーは、BAR KRYPTOのNFTをマーケットプレイスで購入するか、2次流通で取得したホルダー限定の会員制で、場所は京都市内であること以外は非公開にする。

暗号資産やNFTなどについて語り合うだけでなく、運営もDAO(分散型自立組織)型で実施。ホルダー主体で会場のDIY改修やイベント企画、オリジナルカクテルの考案なども行う。また「その日お店に立ったクリエーターを応援する」といった要素も盛り込んでいく予定という。

会員証でもあるNFTは大手NFTマーケットプレイスOpenSeaで発売し、参加クリエーターが「京都らしいデザイン」にこだわって制作したとのこと。NFTの価格は0.2ETHで、販売数は50個。入店有効期間は3月から2024年7月末を予定している。有効期間終了後のNFT会員証の扱いは、店舗の運営状況や追加資金の必要性の有無などによって検討する。

営業日は毎週金曜日で、営業時間は午後7~11時。ホルダーは入店に際し、1人まで同伴できる。ドリンクは別途支払いが必要。