暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは、香港のブロックチェーン企業Animoca Brand傘下のNFTゲーム「The Sandbox」に保有する仮想の土地「LAND」に建設中のメタバース都市「Oasis TOKYO」で「自己の解放」をテーマにしたコンテスト「Oasis TOKYO × The Sandbox『実験解放区』クリエイターコンテスト」を開催する。応募期間は2023年2月1日まで。

Oasis TOKYOは「2035年の近未来都市」をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティー拠点で、日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置。さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や、企業のコミュニティー育成の場としての活用を目指している。

コンテストは、Oasis TOKYO内のエリア「実験解放区」を舞台に開催。実験解放区は、メタバースの魅力の一つである年齢や性別、肉体の制約を超えたどんな姿にでもなれる特性をいかし「自己の解放」を掲げ、アイデンティティーを見つめ直して自分と向き合ったり、社会問題やSDGsなどに取り組んだりするほか、企業とクリエーターのビジネスコラボレーションや、国籍や性別を超越した愛の場所として位置付けている。

「自己を解放し、なりたい自分を表現しよう!」をテーマに、実験解放区が目指す世界観に即した作品を募集する。応募作品は、The Sandboxのボクセルモデル製作ツール「VoxEdit」を使用して作成したNPC(プレーヤーが操作しないキャラクター)アセット。結果発表は23年2月下旬〜3月上旬ごろを予定している。

審査員は、元俳優でOasis TOKYOクリエイティブディレクターの小橋賢児氏、元フェンシング選手で08年北京、12年ロンドン両五輪の銀メダリストの太田雄貴氏、The SandboxボクセルアーティストのVEN Mashu(ベン・マシュー) 氏、コインチェック常務執行役員の天羽健介氏が務める。優秀作品にはThe SandboxのLANDが贈られるほか、応募アセットがOasis TOKYOの実験解放区内にNPCとして設置される。