新型軽商用EVプロトタイプ(画像: 本田技研工業の発表資料より)

 ホンダは7日、四輪電動ビジネスの取り組みに基づいたラインアップとして、軽バン「N-VAN(エヌバン)」を車両ベースとした新型軽商用EV(電気自動車)を2024年春に発売すると発表した。

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■新型軽商用EVの概要

 人気モデルの軽バンがEV化する。これは2022年4月にホンダが発表した「四輪電動ビジネスの取り組み」に基づくもので、カーボンニュートラルの実現を目指しながら、グローバルで30車種を展開するという中の1車種だ。

 4月時点では車両ベースについてアナウンスはなく、100万円台での投入のみが公表されていた。今回の発表では、N-VANベースであることが明らかにされた。新型軽商用EVは、EVならではの静粛性や、荷物の配送では多いストップ&ゴーのシーンなどの交通環境に合わせた加速などを実現するとしている。

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■航続距離は200kmを目指す

 航続可能距離は200kmを目指しており、東京駅から静岡・焼津くらいまでを走破できる距離だ。これだけ走ることができれば、商用利用だけでなく、個人の趣味や買い物、通勤といった日常のシーンにも対応できるだろう。