■公開されたデザインは?

 今回公開されたプロトタイプのデザインは、GやLといったグレードをベースに+STYLE FUN専用フロントバンパーの形状線を合わせたイメージだ。

 N-VANのポイントでもある3本のビードラインはそのままに、ブラックアウトしたグリルなどの形状が変わっている。グリルに関していえば、左右に開口部のようなものがあるため、その部分が充電口になると思われる。

 実際に中国で販売されているヴェゼルの派生モデルでもあるe:NS1も、グリル部分が充電口になっているので、実装はそう難しくはないだろう。

 N-VANはセンターピラーレスになっており、荷物の積み下ろしや荷室の使い勝手の良さにも定評があるため、そこはそのままいかす予定という。

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■気になる価格は?

 価格は、先にも挙げたようにN-VANと同じ100万円台を目指すということだが、ガソリン車の最低グレードである「G」は127万円からなので、それを下回ることはまずないだろう。実際、バッテリーなどの観点から通常のEVであればかなり値が張るため、同じ車種といえども価格差はあることは一般的だ。

 利便性を考えたときにN-VANのガソリン車とどれだけ価格差を埋められるかが、普及のキーポイントになる可能性がある。とはいえまだプロトタイプの段階なので、今後の発表にも注目していきたい。