一人10万円の特別奨励金を支給

吉野家は賃上げについては公表していないが、2023年10月に社員の経営参画意識やモチベーションの向上を目的に、同社の従業員持株会の会員を対象に一人当たり10万円の特別奨励金を支給することを決めた。

賃上げの狙いである優秀な人材の確保やモチベーションの向上などと同様の効果が期待できそうだ。

吉野家は2024年2月期の業績予想を当初予想より売上高で3%ほど、営業、経常、当期の各利益を50%前後引き上げた。これに伴って配当を見直し、中間配当と期末配当をそれぞれ3円ずつ増配し、年間配当を10円から16円に引き上げている。

文:M&A Online

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