ソニー、40年前の“世界初ポータブルCDプレーヤー”発表会写真など蔵出し

ソニーは7日、ソニーの商品やサービスに込めた開発者の想いや裏話などを掲載する「広報note」において、2024年に「発表から■0年」となるアニバーサリー商品を掲載。「40年前の世界初ポータブルCDプレーヤー発表会」の写真も蔵出ししている。

各年代で数個ずつ製品をピックアップしており、例えば1974年(昭和49年)からは、FMワイヤレスマイクを使って約100m離れたところからでもテープのミキシングができる「ワイヤレスミキシング」など、本格的なスタジオミキシング機能を備えたラジカセ「CF-1980」を紹介。

他にも、1974年発表の「114度広角トリニトロンカラーテレビ18型 KV-1815」、1984年発表「クレジットカードサイズラジオ」などを紹介。

1984年には、世界初のポータブルCDプレーヤー「D-50」を発表。「当時の事業部長は、13.4センチ四方の正方形で、厚さ約4センチ、CDソフトのジャケット4枚分の木型(木片を加工したもの)を部下に示し、『これで音を出すように』と伝えた。CDの普及が一気に加速しアナログレコードを逆転するきっかけとなった商品」だという。

同年10月2日に行なわれたD-50の発表会写真も掲載。ソニービル8階のソニーサロンで行なわれ、盛田昭夫氏が製品を手にしている。

1994年には、手軽に使用できる縦型コンパクトサイズで、デジタル12倍ズーム機能を搭載したハイエイト方式のカメラ一体型8ミリビデオ「液晶ハンディカム CCD-SC9」、2004年には、20GB HDD内蔵のネットワークウォークマン「NW-HD1」などが発表された。

20GB HDD内蔵のネットワークウォークマン「NW-HD1」