音声事業クラウド化のトレンド

リボン・コミュニケーションズは、サービスプロバイダー側の音声事業トレンドについても言及。

固定電話網(PSTN)の廃止にともない、各社IP相接に必要なゲートウェイ設備は導入済みで、大手キャリアを中心にIP相接用の設備も含め、音声設備のクラウド化が進み、今後はクラウドネイティブ・プラットフォームへの移行も検討されていくという。

また、MVNO のフルMVNO化に加え、音声サービス提供に必要な IMSコア導入へ向けての動きもある。

これにより、MVNO はより柔軟なサービス提供ができ、大規模な MNO向けではなく、運用監視が容易で、柔軟にスケール可能な、中小規模に適した IMSコアが求められている。

いっぽうエンタープライズ側は、コロナ禍によりリモートワークが増え、音声を含むユニファイドコミュニケーション導入が進み、その後のオフィス回帰の流れにより一時その勢いが鈍化したようにも見えるが、今後も PBX からユニファイドコミュニケーションへの置き換え需要は続くと予想している。

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SBC で柔軟なマイグレーションを実現

リボン・コミュニケーションズは、SBC(Session Border Controller)や複数UCプラットフォームに対応した SBCaaS をはじめ、4G/5G向けのIMS、ネットワークやトラブルシューティングの分析ツール、ロボコールによる電話詐欺の対策ソリューションなど幅広い製品・サービスを展開。

SBC(Session Border Controller)は、Microsoft Teams、Zoom をはじめとするユニファイドコミュニケーションサービスやコンタクトセンターサービスを実現するための VoIPゲートウェイとして利用可能。

既存 PBX を残したまま、新規ユーザだけ UC に収容したり、徐々にすべてのユーザを UC に移行したりなど、企業のニーズに応じて柔軟なマイグレーションを実現させる。