3.フレームデザインいろいろ
ここではディテールやフレーム自体の特徴によって分類される、デザインの違いを紹介しよう(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)。
リムレス
リム(縁)なしの意。レンズを留めるネジの数によってツーポイントとも呼ぶ。3万8500円
ハーフリム
上半分がアセテートやメタルで、下半分はナイロン糸で固定されているもの。2万7500円
ブロウ
フロントの眉部分がプラスチック素材で、それ以外がメタルになっているもの。4万4000円
ツーブリッジ
ブリッジが2本付き、やや癖がある。本来は耐久性向上のための工夫だった。2万4200円
セル巻き
メタルリムにプラスチックを巻く技法で、いまではできる職人はほぼいない。2万3100円
イチヤマ
パッドが付いておらず、ブリッジが直接鼻にかかる、超クラシックな意匠。3万1900円
(広告の後にも続きます)
4.主な素材
素材にも歴史あり。大まかに言うと「プラスチック」と「メタル」に分けられるが、そのなかでもいくつか種類の違いがある。
アセテート
発火性が低く、取り扱いが容易なこともあって、現代では最も一般的なプラスチック素材。タキロン社やマツケリ社が有名。
セルロイド
発火性が高く、火事などの原因となりうるため、徐々に減少していった希少なプラスチック。独特のぬめり感とツヤが特徴。
チタン
メタル素材のアイウエアの大半はチタン。軽くて丈夫で錆びにくく、高い実用性を備えている。また、アレルギーも起きにくい。
サンプラチナ
希少なサンプラチナは、美しい白金の光沢を放つ。製造工程で微量の有毒ガスが発生することもあってチタンに代わられた。