内定者の約8割が「社会に出ることが“不安”」と回答。企業に求めるサポートとは
ALL DIFFERENT株式会社およびラーニングイノベーション総合研究所は、「内定者意識調査(想定する入社後の壁編)」の結果を発表した。はじめに、同社が提供する内定者向け研修の受講者(2024年卒業予定)404名を対象として、「社会人になるにあたり、どのような気持ちが強いか」を尋ねた。その結果、「不安、心配な気持ち」が8割に迫り、群を抜いて最も多かった。
そこで、「不安を感じる要素」を尋ねたところ、「自分の能力で仕事についていけるか」、「しっかりと成果を出せるか」の2つはいずれも半数以上の回答を集めたという。
さらに、「社会人になってから直面するであろう壁」を尋ねると、「仕事の難しさ」や「生活リズムへの適応」などと予想していることがわかった。その壁を乗り越えるための企業のサポートとして、「先輩社員との人間関係を築く機会」を強く求めていることも明らかとなった。そのほか、「業界の専門知識や専門スキル」、「マナーや仕事の進め方など、社会人の基礎」といった回答も上位にあがった。
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“フリーアドレス制”でも「部署メンバーと近くで働きたい」との回答は約8割に
プラス株式会社は、「職場の居心地WEB調査」の結果を発表した。本調査は、固定席を持たず自由に座席を選択できる「フリーアドレス」形式のオフィスで勤務経験のある会社員・公務員300名を対象に実施している。
まずは、「同じ部署やチームのメンバーが離れて座ることで課題を感じることがあるか」を尋ねると、「ある」との回答は7割にのぼったという。そこで、「具体的な課題」を尋ねたところ、「同じ部署のメンバーがどこに座っているかわからない」が最も多く、「ちょっとした相談や確認をすぐにできない」、「新人の育成やフォローが難しい」といった項目が続いた。
次に、「フリーアドレス制のオフィスでも、部署メンバーと近くの席で働く機会がほしいか」を尋ねると、「近くの席がよい」との回答は約8割におよんだ。あわせて、「フリーアドレスオフィスの中で、予約制と予約不要の席の理想的な割合」を尋ねたところ、「両方がほしい」との回答は66.7%と、6割を超えた。