W12 の後継となる、ベントレー最高峰の V8 ハイブリッドパワートレイン(画像:ベントレーモーターズジャパン発表資料より)

 ベントレーは、ブランドの象徴であるW12エンジンの後継として、より一層パフォーマンスを強化した完全新設計のV8ハイブリッドパワートレインを導入すると発表した。新パワートレインはベントレー史上最高の出力とダイナミックで、レスポンスと効率に優れたエンジンになり、日常使いできる新世代のスーパーカーに相応しいシステムとなる。

【こちらも】クリーンエネルギー車補助金制度、4月からの変更に注意を

 ベントレーといえば、狭角V型エンジンを2つ組み合わせたW12エンジンだ。V12エンジンとは一味違うウルトラシルキー&スムーズなエンジンフィーリングが特徴で、重力級のセダンをスーパーカーへの速度域に楽々と導く。

 ベントレーは2030年までにすべてのラインアップをEVにすると宣言し、このスーパーなエンジンが2024年4月をもって生産終了すると発表したことで、動向が注目されていた。

 今回ベールを脱いだパワートレインは、V8エンジンのハイブリッドだった。エンジンがコンパクトになったことで少しがっかりもしたが、時代の流れとして受け入れなければならないだろう。だがW12エンジンはツインターボで武装し、最終的に750PSに達していたが、それを凌駕するパフォーマンスを得たという。

 今回、ベントレー105年の歴史の中で最も先進的で最強のパワートレインを製作するにあたり、補器の進化が挙げられる。1980年代から現代までターボチャージャーが進化し、20年前とは比べられないほどパフォーマンスは向上した。そして今回補器を電気にしたことで、さらなる高みへ昇ったといえるだろう。

 新システムでは、出力が750PS以上を発揮し、電気のみの航続距離も80kmとなる。さらにフライングスパーやGTのスピードモデルに搭載されているW12エンジンと比べると、91PS以上の出力アップを遂げ、幅広い回転域で4桁のトルクを発生するという。

 この夏に、W12エンジンは引退を迎える。過去20年間に10万5,000基が製作され、ベントレーを代表するパワートレインとしての役割を担ってきた。今回登場したウルトラパフォーマンスハイブリッドは、さらに強力なパワーと効率を両立し、新たなベントレーを代表するエンジンとなるだろう。

 ベントレーは今後数週間以内に新パワートレインの詳細を発表する予定だ。