人財サービス、コールセンターの運営、M&Aアドバイザリー事業など、幅広く事業を展開する「AIGATEキャリア株式会社」に所属し、M&Aアドバイザリー業務を行っている長尾早紀様。もともと売り案件のマーケティング担当として3年ほど前から同社のM&A事業部に配属され、現在はM&Aアドバイザーとしてトータルサポートを行い、売り手様の支援に携わっています。

同社に入社する前は、青年海外協力隊としてアフリカ・ウガンダ共和国に滞在し、現地の学校で保健体育の普及活動を行っていたという長尾様が、どのような経緯でM&A業界に足を踏み入れ、M&Aの業務に向き合っているのか。異色なキャリアを積んでこられた経験からM&Aアドバイザリー業務に感じられていることやバトンズの活用方法など、今後の展望と併せてお話を伺いました。

【長尾様の略歴】

・2016年から約3年間、JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊としてアフリカ・ウガンダ共和国に滞在

・2019年にAIGATEキャリア株式会社(旧・オプリード株式会社)に転職し、コールセンター業務やコンサルティング会社の営業に携わる

・2020年より、グループ内の組織再編により、同社グループ会社のM&A事業部に配属され、売り案件のマーケティング担当としてご活躍

・2023年より、スモールM&Aのアドバイザーとして一気通貫してご活動

【AIGATEキャリア株式会社の企業概要】

2017年設立。東京都渋谷区に本社を構え、東京証券取引所のグロース市場に位置するジェイフロンティア株式会社の100%子会社。 ”人と企業をツナグきっかけ”でありたいと願い、人財サービスを軸として事業をスタート。メディカル分野に特化した人材紹介サービス、コールセンターの運営、M&Aアドバイザリー事業など幅広く事業を行う。

HP:https://aigatecareer.co.jp/

 

青年海外協力隊から、M&Aアドバイザーへ大きなキャリアチェンジ

── これまでのご経歴やM&A支援経験について教えてください。

2016年から約3年間、JICA(独立行政法人国際協力機構)の青年海外協力隊として活動していました。アフリカ・ウガンダ共和国の女子中学高等学校にて、現地教諭とともに保健体育の普及活動を行っていました。

その後、2019年11月にAIGATEキャリアに入社し、最初はコールセンター業務やコンサルティング会社の営業担当として出向をしたりしていました。今のM&A事業部に配属されたのは、2020年の11月ごろになります。

売り案件のマーケティング担当として、リスト作成からアプローチ、アポ獲得まで担当していました。2023年くらいから商談まで一気通貫でやるようになり、M&Aアドバイザリー業務を担当させていただいています。

── 青年海外協力隊としての活動から、AIGATEキャリアに転職された背景について伺いたいです。

青年海外協力隊として海外にいたとき、現地の方々は日本の文化や仕事についてかなり興味を持ってくださっていました。さまざまな質問をしてもらっていたのですが、日本での業務経験がない私は、それに対してうまく答えられないことが多々ありました。日本文化や、どのような会社、仕事があるのかについてもっと知りたいと思い、さまざまな企業に関わることができるAIGATEキャリアに入社しました。

そこから、M&A事業を拡大していくタイミングで事業部から声をかけていただき、これまで全く関わりのなかったM&A業界に飛び込みました。M&Aアドバイザーは色々な方面でのビジネス理解が必要なので、この仕事を通じてより広く日本のビジネスを知れる機会になるなと思い、やってみたいと思いました。未経験ではありましたが、経歴に関係なく応援してもらえる会社の環境には、とても感謝しています。

 

(広告の後にも続きます)

『業種特化』かつ『成約目的ではない』からこそ実現できる、手厚いサポート

── 1年ほどM&Aアドバイザーとしてご活躍されてきた中で感じる、自社の強みについてお聞かせください。

会社の特徴のひとつは、IT領域に特化したM&Aを支援している点です。業種特化でサービスを展開しているからこそ、狭く深く支援することができます。また、M&A後の課題にもワンストップで対応していることも強みです。

M&Aアドバイザリー業務を営む企業の多くは、『成約』に注力しており、PMIや成約後の運用はサービス対象外、またはリソースが不足しているケースが殆どだと思います。

しかし当社では、狭く深く支援しているからこそクロージング後のオペレーション領域までサポートしています。

── IT領域に特化しているということですが、お客様はどのような方が多いのでしょうか?

EC事業者、WEBマーケティング事業者が多いですね。運営者の方がご高齢で事業承継したいというご相談よりかは、M&Aを通じて事業拡大や企業の成長を図りたいという方からのご相談が多いです。

例えば、個人で運営されている方であれば、中小企業や大手企業に事業譲渡することで、自分では実現し得なかった領域まで事業拡大ができる、という点で興味を持っていただけたりしています。