“UIターン就職”希望の25卒学生は3割超、コロナ禍初期より増加。「家族と暮らす」、「地元に貢献」などのメリットが魅力か

UIターンで希望する勤務地は「出身の都道府県」が7割を超え最多に

最後に同社は、「UIターンで希望する勤務地」を尋ねた。すると、「出身の都道府県」が72.3%で最も多かった。以降、「出身の都道府県に近く、求人の多い県」が36.2%、「魅力的な求人のある地域」と「首都圏へのアクセスが良い地域」が同率(19.1%)で続いた。

本調査結果から、UIターンや地方での就職を「希望する」とした25卒学生は3割を超え、コロナ禍初期(2020年6月)に実施したアンケートと比較すると14.9ポイント増加したとわかった。また、UIターンや地方での就職を希望する理由としては、「家族と一緒に暮らしたい」、「地元に貢献する仕事がしたい」が上位にあがっていた。コロナ禍で人と関わる機会が減っているなか、地元の良さを実感している25卒学生は多いようだ。このようにUIターンや地方での就職希望が増えていることを受け、UIターン就職などを歓迎する企業では、希望者向けの説明会の開催やこまめな情報発信などを検討してみてはいかがだろうか。