Googleのデータは事前にバックアップを取っておく!
Android OSを提供するGoogleでは、GmailやGoogleカレンダー、フォトなどのデータは、すべてGoogleアカウントに紐づけられています。
そのため、スマホの機種変更でデータを移行するのも、非常に簡単にできるようになっているのです。
Androidスマホの同期設定は、自動的にオンになっていますが、一応、機種変更する前に古いスマホの写真や動画を保存したい場合は、同期設定を確認しておきましょう。
ただし、Googleドライブを無料で利用できる容量は15GBまでですので、写真や動画が多い場合は楽天ドライブやAmazon Photosなどにバックアップしておくとよいでしょう。
また、最近はUSB Type-Cでスマホに接続できるUSBメモリなどもあるので、このような製品を利用するのもアリです。
●サンディスク「USBメモリー128GB SanDisk USB3.1 Gen1-A/Type-C 両コネクタ搭載」→こちら(Amazon)
スマホデータのバックアップにはUSB Type-C/Type-Aの両方に対応するUSBメモリを使うのもアリ。ただし、スマホがOTG(On-The-Go)に対応している必要があります(画像はAmazon公式サイトより引用)
モバイルSuica(PASMO・ICOCA)の再設定手順
次に注意したいのが、モバイルSuica(PASOM・ICOCA)です。こちらも、先に古いスマホでモバイルSuicaの情報をサーバに移してから、機種変更したあとでサーバに保管してあるSuica情報を読み込む(再設定)する仕組みになっています。
モバイルSuicaなどは、事前に古いスマホのデータをサーバに預け、機種変更後にサーバからデータを入手して再設定する仕組みになっています(画像はJR東日本Suica公式サイトより引用)
●JR東日本「端末の変更」は→こちら
●モバイルPASMO「機種変更」は→こちら
●JR西日本モバイルICOCA「機種変更」は→こちら
新旧スマホのデータ移行の前にこれらの手続きを行っておけば、安心して作業に入れます。
とはいえ、古いスマホを慌てて初期化しなければ、何とかなることも多いので、新しいスマホでアプリやサービスにログインできるかすべてを確認し終わるまでは、古いスマホはそのまま手元に置いておきましょう。
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古いスマホから新スマホにGoogleアカウントでデータ移行を行う!
古いスマホのデータのバックアップが終わったら、いよいよ古いスマホから新しいスマホにデータを移行します。
今回はGoogleアカウントでのデータ移行を行いますが、途中で2つのスマホをUSB Type-Cケーブルで接続しますので、事前に用意しておきましょう。
また、データの移行にはWi-Fi接続が必須となりますので、自宅か会社などで新旧スマホが同じWi-Fiにアクセスできる環境で行ってください。
なお、これは必須ではありませんが、今回はIIJmioから送られてきたSIMカードを事前に新しいスマホに接続してからデータ移行を実施しました。
これによって、途中でスマホにあらかじめ設定されているデータ通信のアクセスポイント(APN)を選択できる場合があるからです。
もちろん、新旧スマホのデータ移行が終わってから、SIMカードのAPN設定を行っても問題ありません。