マルチLED停止表示灯(画像:ニューレイトン株式会社発表資料より)

 自動車・自転車用品を製造・販売するニューレイトンは、自動車用品ブランド「EMERSON(エマーソン)」から停止表示器材の新製品「マルチLED停止表示灯」(品番: EM-369)を、2023年6月上旬より販売する。従来の三角停止板よりコンパクトで、作業灯や懐中電灯にも使用できる。

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 車両故障などで停車する場合、長らく三角停止板が使用されてきた。折りたたんで収納できるとはいえ、どうしても三角形の1辺の長さ分が収納場所として必要となるため、場合によっては邪魔になることもしばしばある。

 そこで停止表示板にLEDを使用することで、軽量・コンパクト化を実現させたのが、登場したのがマルチLED停止表示灯だ。もちろん停止表示器材として道路交通法施行規則に適合しているため、問題なく使用可能だ。

 停止表示灯として紫色で点滅するだけでなく、白色点灯を2段階で調整できるため、作業灯にも利用できる1台2役の商品だ。

 従来も点滅タイプの停止表示灯は存在したが、DC12Vの電源を使用するため、電源コードの届く範囲での使用を余儀なくされ、使用環境が限られることもあった。だがLEDを採用したことで消費電力が抑えられたため、乾電池駆動の時間が長く電源コードを不要としている。

 作業灯として使用した場合の明るさは200lm。懐中電灯やスポットライトの明るさを有しており、暗い中での作業にも役立つ。本体の重量は乾電池を含めてもわずか135gと軽量だ。

 使用方法は、本体のスイッチを押すと白Hi、白Lo、紫点滅、消灯の順で点灯をする。さらに各モードで1分間放置すると、次にスイッチを押したときは消灯する。本体に付属するスイベルクリップは210度動かせるため、点灯させたい方向に自由に向けて設置可能だ。

 散水に対しても防水性能があるIPX3相当の防滴性能があるので、急な雨でも安心して使用できる。底面&クリップ部のダブルマグネットを使用しているため、車体に取り付けて使用することも可能だ。

 サイズは長さ104mm、最大幅40mmの手のひらサイズで、携帯ケースも付属。価格はオープンとなる。