ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは3月17日、初のNFTプロジェクト「OASYX」でセガの人気3D格闘ゲーム「バーチャファイター」「バーチャファイター2」「バーチャファイター3」のシリーズ3作とコラボレーションすると発表した。コラボ版のNFTは3月中に配布し、4月にキャラクターの公開を予定している。

OASYXは、Oasysチェーン上で展開されるゲーマーのためのNFTプロジェクトで、Oasysが公式にIP(知的財産)を提供する。国内外のさまざまなNFTプロジェクトとのコラボレーションしており、シリーズごとに著名なクリエーターが監修として参加している。

第1弾は、ブロックチェーン技術を⽤いたNFT事業⽀援を行うdouble jump.tokyoが発行元になり、元セガのディレクターでバーチャファイターシリーズも手がけた鈴木裕氏が監修する。アーティストのGODTAIL氏がキャラクターデザインを担当した「サイバー×和」のテイストのキャラクターで、計1万体を発行している。

その第1弾のうち1000体を「バーチャファイター」シリーズとのコラボ版として提供する。シリーズ3作から「結城晶」「パイ・チェン」「ラウ・チェン」「ウルフ・ホークフィールド」「ジェフリー・マクワイルド」「影丸」「サラ・ブライアント「ジャッキー・ブライアント」「リオン・ラファール」「舜帝」「デュラル」の11キャラクターがOASYXの世界観の中に登場する。

またバーチャファイター版の、リビール(絵柄公開)前NFT「玉繭 ~MAYU~」である「VF玉繭 ~VF MAYU~」は3月中に配布。リビールのNFT「AU」のバーチャファイター版「VF AU」は4月に公開を予定している。

Oasysは、独自開発のアーキテクチャーを使用し、ゲームをガス代(取引手数料)無料で高速にプレーすることが可能になる、ゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト。トランザクション手数料と実行待ち時間のハードルをなくすことで、これまでNFTやブロックチェーンゲームに触れてこなかったIPファンにもコンテンツを届けやすくなるという。ブロックチェーンを活用したゲーム内決済や、NFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、他ゲームとの連携などの機能も提供している。