多くの20代若手社員は“仕事観・キャリア観”を持っていない? 「そもそもよくわからない」、「考える機会がない」との声も

半数近くが“自分の仕事観”を持っている。最多は「報酬を得るため」

20代の若手社員は、自身が「どのように働くか(自分の働く目的・譲れないもの・価値観)」という“仕事観”や、「どのように働き続けるか(中・長期的継続性を持った目的・譲れないもの・価値観)」という“キャリア観”を持っているのだろうか。はじめに、リ・カレントが「自分の仕事観を持っているか」を質問した。すると、「誰かに語れる明確な形で持っている」が11.2%、「語れるほどではないが持っている」が36%で、合計47.2%が仕事観を持っていることがわかった。他方で、「考えたことはあるが固まっていない」が28%、「持っていない」が24.9%となった。

また、同社が「仕事観を持っている」とした回答者に対して「その内容」を聞くと、「報酬(金銭)を得るため」が67.8%で最多だった。以下、「自分が成長するため」が47.3%、「社会に貢献するため」が34.6%、「お客様・ユーザーを幸せにするため」が23.1%で続いた。

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「仕事観とは何かよくわからない」との声が4割超に

続いて、「仕事観を持っていない/固まっていない」とした回答者に「その理由」を尋ねると、「仕事観とは何かそもそもよくわからない」が44.8%で4割を占めた。以下、「考える必要を感じていない/なかった」が28.1%、「自身にとっての仕事観を考えていない/なかった」が20.2%、「周囲に、仕事観を持って働いているロールモデルがいない/いなかった」が19.9%だった。