私たちの生活に欠かすことのできない、インターネット。
たしかに、筆者の生まれた頃にはインターネットどころか、個人宅にパソコンすら存在していなかったはずであるが、今やパソコン通り越して電話線すっ飛ばしてWi-Fiでスマホの時代である。
もはや、インターネットがなければテーマパークのチケットも買えないし、ほしいアニメグッズの抽選すら申し込めない。なんなら授業すら受けられない場合もある。文字通り「ライフライン」そのものである。
だから「インターネットが好きか」と聞かれても、多くの人は「Like」の気持ちを答えるのではないだろうか。しかし世の中にはインターネットに「love」な人もいるらしい。インターネットが私たちの生活にもたらす便利さではなく、インターネットそのものを好きな人達である。
インターネットを好きな気持ちが、まさかの検証に挑戦させる!!
今回ツイートをご紹介させていただくID=AO@通信の猫(@ID_JAPAN_AO)さんも、インターネットが趣味と公言されている方のお一人。
そのインターネットへの気持ちが生み出した、なんとも驚きの検証がこちらである。
私は通信の猫。
趣味はインターネット!
これはWindows11で公衆電話からダイヤルアップ接続してTwitter出来るかの検証中の様子。 pic.twitter.com/EUMQ4RiCch— ID=AO@通信の猫 (@ID_JAPAN_AO) October 23, 2022
なんと公衆電話を使ってWindows 11をダイヤルアップ接続することで、Twitterが更新できるかを検証しているのである。公衆電話もまさか自分自身でTwitterにつぶやくチャンスがやってくるとは、夢にも思っていなかったことであろう。
ID=AO@通信の猫(@ID_JAPAN_AO)さんのツイートに対するリプライ欄も、「すげーっ!できるんだ……」や「もはや公衆電話すらレアな時代にこんな事ができるなんて……」「すごい!!こういうことが出来る人、憧れです!」など、驚きの検証に感動したという人からの称賛が相次いでいる。
(広告の後にも続きます)
今回の検証に使われた、「グレーの公衆電話」って知っている?
ID=AO@通信の猫(@ID_JAPAN_AO)さんが検証に使った公衆電話は、「ディジタル公衆電話」と呼ばれる、1996年に誕生した公衆電話である。テレホンカードの挿入口や硬貨の投入口など懐かしの公衆電話特有の表記が並ぶ中、最下段にひっそりと端末接続口がついている。
今から四半世紀以上も昔に製造された公衆電話なので、当然、対応しているプラグの形がエモい。手持ちの電子機器に、この形状のプラグに対応している端末や、ISDN接続もしくはダイヤルアップ接続に対応した規格の端末がある人の方がレアかもしれない。
ID=AO@通信の猫(@ID_JAPAN_AO)さんのツイートに対するリプライ欄では、「四半世紀前、夜に電話ボックスにメールをチェックしに行っていた」「20年ほど前に公衆電話からメールを送っていた」「ホテルのロビーで公衆電話に接続してプレゼン資料を仕上げた」など、平成を全力で生き抜いた先輩社会人からの体験談が寄せられていた。光回線もWi-Fiも、先人の苦労があってこその産物なのである。