重要事項4. 良質なコネクションの多いWebサイトは評価されやすい

▲出典:Moz

どんな事業であっても、インターネット上で完全に孤立することはあり得ません。インターネット上でのコネクション作りは、顧客への印象にも影響します。

信頼できるパートナーを明示する

事業におけるコネクションの種類はさまざまです。今回は「信頼できるパートナー」を設定し、追跡調査しました。以下がその例です。

  • パートナーシップや成果を発表する記事やプレスリリース
  • 組織間の関係性の説明
  • バッジ、賞の発表へのリンク、プレスリリースなどを通してWebサイト上で発表された組織からの称賛
  • 組織間の関係を示すプレスリリースや記事へのリンク、受賞バッジの表示

調査結果のうち73%、トップ3のうち78%は「信頼できるパートナー」が明確でした。

助成金での財政的なサポートからミッションへの賛同まで、他の組織との「信頼できるパートナー」としての関わりかたはさまざまです。いずれにせよ、他の組織からの支援を明らかにすることは、イメージアップや透明性の向上に役立ちます。

良質な被リンクを獲得する

被リンクもコネクションの重要な指標であり、クローラーにとって不可欠な存在です。647の検索結果におけるバックリンクの平均数は32,572件で、トップ3については88,581件でした。

リンクの質についても調査したところ、検索結果1ページ目については、ほとんどが非常にクリーンなバックリンクであることが分かりました。トップ3についても同様です。

リンクの質を確認する手がかりになるのが、参照ドメインです。バックリンクの数が多く、参照ドメインの数が少ない場合、意図的にリンクを構築した可能性があります。いっぽう参照ドメインの数が多い場合、信頼できるWebサイトだと言えるでしょう。

検索結果の1ページ目における平均参照ドメイン数は752で、トップ3については1,594でした。誠実なリンクによって他の組織とコネクションを作れば、リーチを広げつつ、Googleに対しても価値あるコンテンツを作っていることを示せます。

被リンク(バックリンク)ってどれくらい効果があるの?相関分析してみた

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重要事項5. いまの時代に即した適切なテクノロジーを活用する

▲出典:Moz

適切なテクノロジーの活用によるセキュリティ確保も、E-A-Tを高めるためには不可欠です。調査対象となった検索結果1ページ目の96%でHTTPSが使用されていました。

現代のWebサイトには、クッキーの通知や、重要なメッセージを伝えるためのポップアップなど、さまざまな要素が必要です。場合によっては収益化のために広告も必要になるでしょう。

このような複雑な状況においても、ユーザーの混乱を最小限に抑えなければいけません。調査対象の42%にポップアップが使われており、そのうちほとんどはユーザーにニュースレターなどの購読を求めるものか、クッキーに関連する情報を伝えるものでした。

オンラインにおける信頼性には、適切なデータ収集と管理が欠かせません。質の高いコンテンツ作成と同様、あるいはそれ以上に重要です。