ひとつの道具や物を、長く大切に使用することで生まれる経年変化。バッグや靴、ジャンパーなどの革製品をはじめ、長く使うことで短くなった包丁や、油でコーティングされた鍋などの道具も、自分で育てた唯一無二の愛着の持てるアイテムへと言えるでしょう。

手入れをしながら長く大切に使うことで、育てる楽しみを実感できる。そんな2021年度グッドデザイン賞を受賞した組み立て式焚き火スタンド「MOSS FIRE」の新バージョン「MOSS FIRE TETSU-KON(モス ファイア 鉄紺)」(2万3000円)が小沢製作所から10月24日発売となります。鉄紺色の処理を施すことで、道具が育っていく様子も楽しむことができる焚き火台です。

「MOSS FIRE TETSU-KON」は組み合わせ方で、2通りの形状とサイズになる焚き火スタンド。同じ形のプレートが5枚付属し、4枚で組み立てるとコンパクトで高さのある焚き火台、5枚で組み立てると開口部が広く地面に近い焚き火台に。シーンに合わせて使い方が選べます。

無駄のない洗練された美しい構造は、安全性はもちろんのこと、高い燃焼性を実現しながら美しく安定した火が起こるように設計。脚部は地形へとフィットしやすいように柔軟性の高い構造で、横転してしまう危険性をできる限り軽減。組み立て後の分解を防ぐため、強固なはめ込み構造になっています。

プレートに開けられた規則的なトラス形状の通気口は、軽量化と強度のバランスを保ちつつ、焚き火の熱が脚部に伝わりづらい設計。熱伝導性を低減させることで、やけどの危険をできる限り少なくしています。

それぞれが独特な表情を持つ鉄紺色の処理を施されたプレートは、あえて経年変化を楽しめる仕様に。鉄という素材が持つ魅力を引き出すと共に、道具が育っていく風合いや変化を楽しむことができます。

手入れをしながら大切に使うことで、さまざまなシチュエーションで楽しんだ焚き火の記憶が蘇り、道具に対しても唯一無二の愛着が持てる。品質に妥協せず、金属の特性と真剣に向かい合って開発された100%MADE IN JAPANの焚き火台です。

>> 小沢製作所

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆テクニック不要!炎の美しさを引き出す“薪組みガイド”で焚き火を攻略!

◆着火用木材とファイヤスターターがセットになったナイフで焚き火を楽しもう!

◆鉄製の囲炉裏鍋なら強火も焚き火も空焚きもどんと来い!雰囲気だってバッチリです!