2018/03/10
子どものスマホ利用について知っておくべきこと6つ

スマートフォンはあって当たり前、スマホのない生活なんて考えられない…という人は多いと思いますが、いざ自分の子どもにスマホ買い与えるとなると、どうでしょうか。「スマホの使用は視力に影響を与えないだろうか…」や「SNSなどでトラブルに巻き込まれたりしたら…」と、不安に思ってしまうのが親心ですよね。とはいえ、小学校の授業でプログラミングが取り入れられるなど、今後子どものうちからITの知識を習得することが当たり前になっていく世の中。スマホを使うことはメリットも大きい反面、前述したような不安もあるため、簡単に判断できない方も多いのではないでしょうか?そこで、この記事では少しでもみなさんの不安が解消されるように、「子どものスマホ利用」について知っておくと良いことを6つのポイントに絞ってご紹介します。
1)大事なのは「スマホ依存」を防ぐこと
出典元:警視庁「子供の携帯電話やインターネット利用について」
平成27年に警視庁が行ったアンケートによると、スマホやインターネットへの依存度が高い子どもほど、「夜、寝る時間が遅くなった」「勉強する時間が減った」といったマイナスの行動が現れ始めるとのこと。出典元:警視庁「子供の携帯電話やインターネット利用について」
また、当然のことながらスマホへの依存度の高い子どもはネット上でのトラブルに遭った割合が、依存度の低い子どもよりも5倍ほど高いです。 さらに、ネットで知り合った見知らぬ人物に実際に会おうとする傾向も、依存度の高い子どもの方が多くなっています。 つまり、「スマホを持っているか持っていないか」よりも「スマホに依存しているか、依存していないか」がポイントということです。 「子どものスマホ利用」を考える上では、子どもが「スマホ依存」に陥らないようにすることが大切です。2)スマホ利用のルールを作る
出典元:警視庁「子供の携帯電話やインターネット利用について」
「スマホ依存」の対策として有効なもののひとつが、スマホを利用するにあたってルールを作ることです。 警視庁のアンケートによると、スマホ依存の子どもは年齢が上がるにつれて増えています。一方で、子どもの年齢が高くなるにつれルールを課してスマホを使わせている家庭が減少しているとのこと。 スマホ利用にあたって、家庭で取り決めたルールを「守っている」「だいたい守っている」と答えた子どもたちは、低依存群だと9割以上にものぼります。 このため、スマホ依存を防ぐためにはルールを定めて、その中でスマホを利用させるということが重要といえます。3)スマホは「親が貸し与えているもの」と伝える
4)インターネットの使い方について教える
5)フィルタリングを設定しておく
出典元:NTTドコモ「あんしんフィルター for docomo」
うっかりルール外の時間までスマホを使ってしまった…というような軽いルール違反なら、実生活に問題が起こるということはあまり考えられません。 しかし、その"うっかり"が「有害サイトにアクセスしてしまった」や「ゲームに多額の課金をしてしまった」となると、笑って済ませられる問題ではなくなってしまいます。 このため子どもとルールを共有するのと同時に、スマホの機能を制限する「フィルタリング」の設定もしておきましょう。 「有害サイトの閲覧制限」「アプリのインストール・起動制限」「アプリ・コンテンツの課金制限」など、さまざまなフィルタリングがあるので、子どもの利用状況に合ったフィルタリングを設定すると良いでしょう。6)定期的にルールやスマホの利用状況を確認する
「一緒に勉強する気持ち」が一番大事!
スマホは正しく使えば非常に素晴らしいツールです。 だからこそ、各家庭に合ったスマホの使い方・ルールを子どもと一緒に探し、学んでいくことが大切ですね。 スマホはこれからもどんどん機能が増え、進化を続けていくデバイスですので、その時々でベストな使い方を親子で話し合って決められるように、日ごろからスマホやインターネットについて語り合える環境づくりも進めていきましょう! 【ライター】田中一広 個人でゲームを開発するゲームクリエイターで、ゲームに関する記事を執筆するゲームライターとしても活動中。40代男性既婚で、妻と暮らしています。ゲームやVR、ARといった最新技術に加えて、怪談や民話、ホラーなどが興味の中心です。注目記事








