【若手人材】に関するニュースまとめ|23年10月~11月版

昨今、日本では「終身雇用」から「成果主義」へとシフトしつつあり、国を挙げて女性活躍や男性育休取得に取り組むなど、企業での働き方も多様化しています。そのような中、現在の若手人材は働き方や仕事観について、どのような考えを持つのでしょうか。今回は「若手人材」のテーマについて、直近でHRプロが取り上げてきたトレンドニュースをまとめました。「若手人材」に関する数ヵ月の動向を以下でご覧ください。

【20代経験者採用】若手人材は“入社時期”や“ターゲット”の明確さがカギに

株式会社学情は、「20代の仕事観や働く意識をひも解くためのアンケート」から、「魅力を感じる募集形式」に関する調査結果を発表した。まずは、同社が運営する転職支援サイトの来訪者である20代の社会人363名を対象に、「入社時期が明確な募集は魅力を感じるか」を尋ねた。すると、「魅力を感じる」との回答は、6割を超えることがわかった。

また、「『第二新卒採用』など20代がターゲットであることを明確にした募集は魅力に感じるか」を尋ねたところ、「魅力を感じる」とした人は8割以上いることが明らかとなった。自由回答には、「採用対象になるかがわかりやすい」、「積極的に若手採用を実施していることがわかる」などの声が聞かれたという。

ほかにも、「『幹部候補採用』など幹部候補として育成するキャリアパスがある募集に魅力を感じるか」を尋ねると、「魅力を感じる」との回答は4割に迫ったとのことだ。

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【20代経験者採用】若手人材獲得のカギは“入社時期”や“ターゲット”の明確さか。「第二新卒採用」などに魅力感じる20代が多数

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約4割が職場の“ゆるさ“を実感。「ルーティン業務」や「評価」に不満か

株式会社学情は、「ゆるい職場」に関する調査結果を発表した。20代の社会人297名を対象に、「自身の職場が『ゆるい』と感じることはあるか」を尋ねた。その結果、「ゆるい」と感じている人は39.4%と、4割に迫ることがわかった。ゆるいと感じる人からの自由回答では、「ルーティン業務ばかりで、なかなか成長できないと感じる」、「数字へのコミットが重視されておらず、成果を上げても上げなくても評価が変わらない」などの声が寄せられたという。

また、「どのような点で、職場が『ゆるい』と感じるか」を尋ねたところ、「上司からの指導がない」が最も多かった。以下、「雑用が多い」、「責任ある仕事を任されない」と続き、上司との関わりや業務内容に関して「ゆるさ」を感じている20代が多いことがうかがえる。

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“ゆるブラック”企業に対する20代の本音は? 約4割が職場の「ゆるさ」を実感、「ルーティン業務」などに不満も