【若手人材】に関するニュースまとめ|23年10月~11月版

約7割が「出産」や「結婚」は“個人の自由”と考える。世代による職業観・結婚観の違いとは

株式会社電通は、「仕事・結婚・子育てに関する意識調査2023」の結果を発表した。本調査は、15~62歳の2,000名を「Z世代」・「ミレニアル世代」・「X世代以上」の3世代に分けて分析を行っている。まず同社が、「『結婚』と『出産』について、するかしないかは個人の自由だと思うか」を尋ねた。すると、いずれも約7割が肯定的であることがわかった。しかし、X世代以上の数値が最も低く、Z世代とミレニアル世代とは差が開いた。

また、「20~30代のときの就職に関する考え方」について、「転職は自分の人生をよくするための手段か」を尋ねると、肯定を示す回答は半数に迫った。世代別に見ると「Z世代」が最も多く、若い世代ほど転職に肯定的であることが明らかとなった。ほかにも、Z世代では、「当面の間生計が立てられれば、非正規雇用でもよい」、「産休・育休制度が整備された職場がよい」と考える人が多いこともわかった。

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Z世代、ミレニアル世代…世代により職業観・結婚観は異なる? 「結婚」や「出産」の選択を“個人の自由”と考える人が約7割に

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【新卒初任給】「20万円台後半」を希望する学生が増加。初任給は「志望度」にも影響か

株式会社学情は、「初任給」に関する調査結果を発表した。はじめに25卒生373名を対象に、「初任給が高い企業は、志望度が上がるか」を尋ねた。すると、「上がる」との回答は9割近くにおよんだ。自由回答には、「初任給が高い企業は若手のうちからチャンスがあると思う」などの声が寄せられたという。

そこで、「初任給はどの程度が適正だと思うか」を尋ねたところ、「月収20~24万円」が(45.6%)と最も多かった。次位には「月収25~29万円」(38.1%)が続き、合わせると8割以上の学生が「月収20万円台」を適正額と考えていることがわかった。

また、24卒生を対象に実施した2022年度調査と比較すると、「月収20~24万円」との回答は減少し、「月収25~29万円」との回答は増加していた。これを受け、初任給を引き上げる企業の増加や物価の高騰を背景に、学生が適正だと感じる初任給の金額は上昇傾向にあると推測できる。

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新卒初任給「20万円台後半」希望の学生が増加。“初任給の高さ”で「志望度が上がる」とする25卒生は8割超に