【イイトコ取りのSUV】こんなにセクシーかつお買得でいいの?「ホンダ ZR-V」を自動車ジャーナリストが徹底解説!『小沢コージの遊べるクルマ』の画像一覧

MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。今回は、「こんなにセクシーかつお買得でいいの?なりきりイタリアーノ、 小沢もビックリ!」と評するホンダのZR-Vを取り上げます。

日本にジャストサイズでハイブリッドも選べる

今やすっかりSUVブーム。そこでホンダから流麗なセクシーフォルムはもちろん、ガソリン車に加えハイブリッドも選べる注目モデルが登場した。ミッドサイズSUVのホンダZR-Vだ。

弟分たる人気コンパクトSUV、ヴェゼルがコンパクトカーのフィットベースなのに対して、ZR-Vはシビックベース。それだけにサイズはひと回り大きく、全長4570×全幅1840mmはホンダのSUVでいうとヴェゼルとかつてあったCR-Vのほぼ中間。ガチな競合は日本でも人気のトヨタ カローラクロスになる。パワートレインはガソリン版が1.5L直噴VTECターボで、ハイブリッドが2Lの直噴エンジンを搭載したハイブリッドシステム、 スポーツe:HEV(イーエイチイーブイ)という2タイプを用意。

なにより一番の注目はスタイリング。その噛みつきそうなワイルドマスクや肉感的なセクシーフォルムはイタリアの高級ブランド、マセラティもびっくりの迫力。リアからみたスタイリングもふっくらかつワイルドでこれまた欧州SUVに負けないカッコよさだ。

さらにおすすめなのはインテリアで最上級グレードのe:HEV Z/Zではヴェゼルでは選べない本革シート付きだ。メーターも全グレード10.2インチデジタルタイプでハイテック。造形的にも直線的なヴェゼルに比べて、より優雅でセクシー。とても国産とは思えない。リアシートスペースも充分で、前席に身長176cmの小沢が乗ったシートポジションのまま広々と座れて、ヒザ前にはコブシが2つは入る。ラゲッジ容量も395L(ハイブリッド車)と余裕だ。

走りもパワフルなガソリン&ハイブリッドの2本立てはもちろん、骨格がシビックベースなのでヴェゼルよりステアリングフィールはクリアだし、乗り心地もひとクラス上。それでいてガソリンが305万円弱、ハイブリッドが340万円弱スタートとリーズナブル。見た目は輸入車顔負けで価格は国産SUV。結構なイイトコ取りなのだ。

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よりパワフルなスポーツe:HEV搭載快楽サウンドと加速がキモチよすぎる!


ZR-Vはパワフルな178PS&240Nmの1.5L直4ターボと、高効率な直噴2Lエンジンで184PS&315Nmのパワフルモーターを駆動する新世代ハイブリッド「スポーツe:HEV」が選べる。

特に後者は22.1km/L(FF)の驚異的なWLTCモード燃費を叩き出すだけでなく、力強くエンジンサウンドも刺激的。かつてのようにブーンとほぼ一定で発電機的に回るのではなく、速度に連動してアグレッシブに回り、まるでスポーツカーのよう。こんなにキモチよくてエコなパワートレインがこれまでにあったか?