【一生モノの傑作】レッドウィング「6インチ クラシックモック」は今こそ大人が履くべきブーツの筆頭だ!/編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.53の画像一覧

モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回はワークブーツの決定版、レッドウィングの「6インチ クラシックモック」にあらためて注目してみました!

レッドウィングは“原点回帰”するにふさわしいワークブーツの筆頭だ!

どれだけテクノロジーが発達した未来でも、人間が生活するうえで絶対に欠かせないアイテムのひとつであるシューズ。人間社会を取り巻くさまざまな変化が凝縮されているから、とても興味をそそられる観察対象なんですよね。

そしてここ数年は、とにかく心地のよさが優先された社会的ムードや90年代ファッションリバイバルというトレンドからスニーカーブームが到来していましたけども、今はちょっと落ち着いた状況に。むしろスニーカー偏重への反動から、革靴に回帰しようという動きも出てきています。

いい大人になった男性が履くべきブーツはなにか?と考えてみたとき、頭に浮かんだのがレッドウィングの「6インチ クラシックモック」でした。

レッドウィング

6インチ クラシックモック No.875

¥45,870(税込)

ワークブーツといったら間違いなく、コレです!

改めて説明すると、レッドウィングは1905年にアメリカで生まれたシューズメーカーです。堅牢な革や性能の良いソールはエンジニアや大工、カウボーイなどの労働者から高い信頼を獲得し、ワークブーツの第一人者に。創業以来ミネソタ州の小さな町レッドウィング・シティに拠点を置き、現在も「メイド・イン・USA」にこだわり続けています。


私が最初にレッドウィングを意識したのは学生のとき、TVドラマ『若者のすべて』に出演していた木村拓哉さんがレッドウィングのエンジニアブーツを履いていたことから。ものすごく格好良かったんですよね。そこから雑誌を読み込んでレッドウィングの存在を知り、憧れたものの、当時は購入するお金がなく……。そうした経験もあって、レッドウィングには特別な想いを抱いているブランドなんです。

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オロ・レガシー・レザーの豊かな質感に溺愛!


レッドウィングではたくさんブーツを展開していますが、今回選んだ「6インチ クラシックモック No.875」はワークブーツの大定番といえる名作です。

レッドウィング社は1952年、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールをワーク・ハンティングを用途とする男性用のブーツに初めて導入し発売しました。8インチ丈のブーツ#877です。このブーツは発売と同時に大成功を収め、数年で様々なバリエーションが広がりました。6インチ丈の#875もそのひとつです。(公式webサイトより)


なんといっても、アッパーに使われた革の質感が抜群にすばらしいんですよね。

レッドウィングは革のなめし作業を行うタンナリーを自社で所有しているため、目的に合うよう性能や質感をとことん追求できるんです。再なめしの工程では今でも古い木製のミルを使っていたりと、理想的な風合いを出すための努力は惜しみません。

今作のアッパーに使われているのは、オロ・レガシー・レザー。これは、1950年代のブーツに使われていたオロラセット・レザー本来の色合いに仕上げたもの。潤沢なオイルにオレンジがかったブラウンカラー、スムースでナチュラルな肌目……これぞレッドウィングなんですよね。しかも、使うほどに風合いを増していく。この質感、頬ずりしたくなります。


ソールはトラクショントレッド。この、白くて底が平らで、クッション性に富んだソールをワークブーツに組み合わせたことが、1950年代からレッドウィングが躍進するきっかけになりました。

実際に履き心地もよかったです。ゴツゴツとした硬質のソールは悪路での安定感を高めるものの、着地時はヒザに衝撃を受けやすいもの。トラクショントレッド・ソールはそうした不快感が少ないですし、舗装された道や建物内でも歩きやすく、街利用にも最適だと思いました。