実は、新幹線と普通列車「在来線」乗車券の料金は同じだって知ってた!?

【4】実はどちらも乗車券の料金は同じ!

新幹線は乗車券以外に特急料金が必要になるので、在来線よりも合計金額が高くなりますが、実は乗車券の料金(運賃)はまったく同じです。

JRの運賃は「営業キロ」という路線の長さによって計算されています。この営業キロが同じであれば、新幹線と普通列車「在来線」の乗車券の代金はまったく同じになるのです。

●JRおでかけネット「運賃・特急料金早見表」は→こちら(PDF)



東京-名古屋間の新幹線運賃は6,380円となっています。こちらは在来線を利用したときとまったく同じ料金になります(画像はJRおでかけネット公式サイトより引用)

ただし例外もあります。たとえば、東京-新横浜間は新幹線を利用すると最短経路で行けますが、在来線では東神奈川駅を経由して少し回り道することになるため、最短経路では行けません。

ちなみに、東京-新横浜間の新幹線の運賃は510円ですが、在来線ではSuicaを使っても571円ほどかかってしまいます。

とはいえ、新幹線には特急券も別途必要ですので、合計金額は在来線より高くなってしまいますが……。

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【5】新幹線の線路は途中で分断されている!

在来線の線路は、途中で分断されることなく日本全国つながっていますが、実は新幹線は途中で分断されているのをご存じでしょうか?

たとえば、JR東京駅では北へ向かう線路と、南へ向かう線路は線路がつながっていません。

その理由は送電の“周波数”の違いにあります。東北新幹線は「50Hz」ですが、東海道新幹線は「60Hz」と異なっているのです。

興味がある人は、東京駅の新幹線ホームから線路が途切れている様子を確認してみてください。



こちらが東京駅の新幹線ホームから見える車止め。線路が途切れていて、東海道線と東北線でつながっていないことが分かります(筆者撮影)