実は、新幹線と普通列車「在来線」乗車券の料金は同じだって知ってた!?

【2】新幹線の線路幅は在来線よりかなり広い

新幹線と在来線では「線路幅」がまったく違います。線路幅は新幹線が標準軌と呼ばれる1,435ミリ、在来線は狭軌と呼ばれる1,067ミリとなっており、新幹線のほうが368ミリも幅が広くなっているのです。

これは、新幹線の高速走行を実現するとともに、安定性も確保するのが目的でした。当然、狭軌よりも標準機のほうが安定性が高いので、新幹線に採用されたのです。

逆に在来線は、日本のあらゆる場所に対応するために、狭い土地でも線路が引きやすい狭軌が採用されたと言われています。



福島駅の奥羽本線のホームでは標準軌と狭軌が並行しています。写真左側の線路が「狭軌」、右側が「標準機」。こうして比べてみると線路幅に大きな差があることが分かりますね(筆者撮影)

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【3】新幹線ホームには乗車券だけでは入れない

新幹線ホームは入場に制限があります。

在来線のホームなら乗車券を持っていれば誰でも入れますが、新幹線ホームには乗車券だけで入ることはできません。必ず新幹線特急券が必要となります。

そのため、在来線から新幹線に乗り換えるときには、改札を通る必要があるのです。



こちらは山陽新幹線「岡山駅」の在来線のりかえ口の様子。新幹線と在来線の乗り換えでは必ず改札を通ることになります(筆者撮影)

ただし、入場券を持っている人は新幹線ホームにも入場することが可能となっています。



新幹線のホームには乗車券だけでなく、新幹線特急券がないと入ることができません。また、入場券でも新幹線のホームに入ることは可能となっています(筆者撮影)