流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、6月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.0%増、PPIH(国内リテール主要4社)4.7%増、イトーヨーカドー1.1%増となった。

<6月の実績>

社名 既存店売上高(前年同月比) 全店売上高(前年同月比)
イオンリテール 2.0%増 4.0%増
PPIH 4.7%増 5.8%増
イトーヨーカ堂 1.1%増 0.4%減

■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店2.0%増、全店4.0%増

総合小売事業のイオンリテールにおいては、既存店売上高が12カ月連続で前年を上回った。食品は、トップバリュを拡販したグロサリーや父の日のごちそうメニューの品揃えを強化したデリカのほか、日配、水産、畜産が好調に推移し、既存店売上高が前年実績を10カ月連続で超えた。また、調剤や化粧品、ペット用品などの販売が好調だったヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、16カ月連続で前年を上回った。イオンスタイルオンラインは、ポイントやクーポンなどを活用した「BUZZTTOバズっとSALE」を開催し、期間限定のお買得商品を展開したセール期間売上が、前年実績を2割上回った。

■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上4.7%増、客数2.7%減、客単価7.6%増、対象店舗数584店
全店売上高5.8%増、対象店舗617店

・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高7.4%増、客数1.3%減、客単価8.9%増。家電製品5.7%減、日用雑貨品10.8%増、食品7.8%増、時計・ファッション用品8.1%増、スポーツ・レジャー用品5.4%増、対象店舗454店。全店売上高9.5%増、店舗数486店

・GMS事業(ユニー)
既存店売上高2.0%減、客数5.8%減、客単価4.1%増
衣料品2.7%減、住居関連品5.4%減、食品0.9%減
対象店舗数130店。全店売上高3.2%減、店舗数131店

■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)1.1%増、商品売上0.2%増、客数1.8%減、客単価2.0%増、テナント3.3%増
全店総売上計0.4%減、うち商品売上1.7%減、テナント他2.5%増

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