3. 体験のパーソナライズ

体験のパーソナライズ化も、2023年のトレンドです。

競合他社に負けないデジタル製品を作るにあたり、パーソナライズ化は欠かせません。Webサイトやアプリなどにおいて、ユーザーにパーソナライズ化された体験をどのように提供するか。UXデザイナーにはこの課題の解決が求められるでしょう。

パーソナライズド動画とは?効果や活用シーン、参考事例を解説!

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4. 「標準化」と「探求心」

アプリやWebサイトを見ていると、ビジュアルやUIが似通っていることに気づくかもしれません。たとえばモバイルアプリでは、画面上部と下部にアイコンとテキストで構成されたメニューを配置するのがトレンドです。ハンバーガーメニューもよく目にしますよね。

UI/UXデザインの成熟に伴い、デザイナーが有効なUI/UXデザインを判断するためのデータが蓄積されています。同時に、成果につながるUI/UXデザインのノウハウが共有されているのです。

結果としてUI/UXデザインは「標準化」され、似通ったデザインが数多く出回ることになりました。

この点についてDesignlabのメンター・シニアプロダクトデザイナーであるクリスチャン・エッケルス氏は、以下のように警鐘を鳴らしています。

「標準化がデザイナーの探求心に与える影響を懸念しています。デザイナーは間違いを恐れ、探究にあまり興味を示しません。デザイナーには、すぐにデザインライブラリに飛びつくのではなく、ときには挑戦的な要素を残したデザインを施し、A/Bテストを活用してブラッシュアップさせていくことを勧めたいです」