“静かな退職”を防ぐ「ワークライフインテグレーション」とは? 調査結果から見える「仕事」と「私生活」の充実の重要性

仕事と私生活の両方を追求できていない人は約4割と多数派に

次に、同社が「仕事と私生活、両方の充実を追求できているか」を尋ねたところ、「できていると感じる」は26.6%、「できていないと感じる」は39%となった。仕事と私生活について両方の充実を追求できていないと感じる人が多い結果となった。

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仕事と私生活がともに充実している人は「職場の柔軟性が高い」傾向

次いで同社は、「現在の職場の柔軟性」について、場所・時間・仕事の裁量権・服装・髪型の5項目に分けて質問した。すると、「『仕事』と『私生活』両方の充実を追求できている人」は、できていない人と比べて「職場の柔軟性」が全項目において20ポイント以上高かった。

なかでも、「職場で仕事の裁量権がある」(差分:27.9ポイント)、「職場での服装の柔軟性がある」(差分:26.1ポイント)、「職場に時間の柔軟性がある」(差分:24.8ポイント)の項目で、差が大きかった。

この結果を踏まえて同社は、「『仕事』と『私生活』両方の充実を追求できていると感じる人は、仕事の柔軟性が高く私生活の時間を確保しやすいため、両方の充実を追求できていると感じる人が多いのではないか」との見解を示している。