フレームワークとは?

フレームワーク(framework)とは「枠組み」「骨組み」「構造」などと和訳できる英単語です。

引用元:Wikipedia

一般的なフレームワークにはビジネスの場面で使用する場合とIT業界などのプログラミングで使用する場合の2種類あります。

ビジネスフレームワークとは

共通した考え方、意思決定、分析、問題解決、マーケティング、戦略立案などのコツや枠組みという意味で使われます。

何かしらの問題を解決したり、経営戦略を考えるときなど、特定の思考パターン(フレームワーク)を利用することで、新しいアイディアや戦略を得られます。

IT業界のフレームワークとは

アプリケーションやシステムを開発するために必要な機能があらかじめ用意された枠組みという意味で使われます。

フレームワークを利用することでゼロから開発に必要な機能を用意することなく、サービスを作成できるため作業の効率化に繋がります。

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論理思考・問題解決で使えるフレームワーク4選

論理思考・問題解決で使えるフレームワークは下記の主な4つでご紹介いたします。

・As is To be

・MECE

・ロジックツリー

・6W2H

As is To be

現状と理想の姿のギャップを分析・認識し解決法を模索するフレームワークです。「As is」とは現状を意味する言葉で、「To be」とは理想の姿という意味で使われます。

使い方

まず理想の姿となる「To be」を明確にし、次に現在の姿「As is」を明確にします。理想と現状のギャップを埋めるための課題と行動を見つけることで理想の姿に近づけます。

理想と現状のギャップの課題だけでなく課題を解決するための行動まで作るのがポイントです!

MECE(ミーシー)

互いに重複せず、全体として漏れがない「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取って略した言葉です。

MECEは複雑な事象をさまざまな切り口から分類することで、ダブりや漏れをなくすために使用します。

使い方

MECEはフレームワークというよりかは、他のフレームワークを利用する際にMECEの考え方を取り入れることが多いです。

ロジックツリーや3C分析、4P分析、SWOT分析などでMECEを使用します。

大きな課題にぶつかったときにMECEを使うことで小さく要素ごとに切り分けるので解決の糸口が見えてきます。

ロジックツリー

様々な問題をツリー状に分解し、ロジカルに原因や問題解決を探すフレームワークです。

ロジックツリーには、要素分解の「Whatツリー」、原因研究の「Whyツリー」と問題解決の「Howツリー」、「KPIツリー」の4つがあります。

作り方

まずは、ツリーの幹となるテーマを決めて、次に要素を分解する切り口をMECEを利用して漏れもなくダブりもないロジックツリーを作成します。

ロジックツリーでは因果関係が成り立っているかや優先順位つけて何を実行するかの確認も大切です。

6W2H

「いつ(When)・どこで(where)・だれが(Who)・だれに(Whom)・なにを(What)・なぜ(Why)・どうやって(How)・いくらで(How much)」といったものを整理するフレームワークです。

使い方

企画書作成や新人教育など活用するシーンは様々で、あるテーマに対して6W2Hの順番でひも解いていくことで情報の整理が可能です。

6W2Hに当てはめて終わりだけでなく、分析した結果をもとに対処法や改善策を考えるとさらに理解が深まります。