日産はEVの世界累計販売台数が100万台に達した(写真: 日産発表資料より)

 日産自動車は25日、電気自動車の世界累計販売台数が100万台に到達したと発表した。

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 日産は2010年12月、ブランド初の量産型EVとして「リーフ」を発売。以来、EVの開発に力を注ぎ続けている。リーフは日本に限らず米国や欧州などで展開されており、世界累計販売台数は約65万台を記録している。

 2022年にはクロスオーバータイプの「アリア」と軽自動車タイプの「サクラ」が登場した。

 アリアは当時の日産の先進技術を取り入れた意欲作として、自動車業界の注目を集めた。アリアに採用されたe-4ORCEは「電動4輪制御技術」とも呼ばれ、4WDの力強い駆動力をEVによって再定義している。先進安全運転支援技術「プロパイロット」も採用。

 デザインでは、日本の「オートカラーアウォード2021」グランプリや、ドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」などを受賞した。

 サクラの受注も5万台を突破。力強くもスムーズな加速や静粛性、洗練されたデザイン、広い室内空間などが強みだ。EVの可能性を広げた1台として2022-2023「日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2023年次「RJCカーオブザイヤー」、2022-2023日本自動車殿堂の「カーオブザイヤー」の3冠に輝いた。

 日産は「Nissan Ambition 2030」という長期プロジェクトのもと、2030年度までに19車種のEVを登場させる計画だ。