スマホのデータ転送速度に差は出るの?
ここまで、USBケーブルの充電に関する実験をしてきましたが、パソコンに接続したときのデータ転送速度に差は出るのでしょうか?
実は、今回購入したUSBケーブルはすべてUSB2.0ですので、理論値は最大480Mbpsとなります。そのため、スマホをUSBケーブルでWindows 11パソコンに接続して1.47GBのデータをコピーする実験では、どのUSBケーブルも最大42~43MB/秒で54~55秒ほどかかりました。
この結果から、スマホのデータ転送目的であれば、どのケーブルを選んでも差はないということになります。
こちらがパソコンにUSBケーブルで接続して、1.47GBのデータをパソコンにコピーしたときの様子です。どのケーブルもUSB2.0なので、結果はすべて最大42~43MB/秒で54~55秒というものでした
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まとめ
いかがでしょうか? 今回はダイソーで販売されているUSBケーブル3本をテストしてみました。
USBケーブルは見た目で性能を判断できないので、何がどう違うの分かりにくいですが、今回実際にテストしてみて、その違いを確認できたと思います。
正直言って、スマホの充電やデータ転送であれば、今回紹介した製品であればどれでも大丈夫ですが、USB Type-Cでないと高速充電ができない場合がある点はご注意ください。
また、USBケーブル大きく差が出るのはパソコンの充電です。20Wを超えるような高出力を要求されるときは、USBケーブルもeMarkerに対応している製品を選ばないと高速充電はできません。
もちろん、スマホやパソコンを充電するときは、いくらUSBケーブルの性能がよくても、ACアダプタの性能が悪いと高速充電することはできません。詳しくはこちらの記事をご確認ください。