Instagram(インスタ)のビジネスアカウント活用のコツ8選

続いてはInstagramのビジネスアカウントを効率的に使いこなすテクニックを紹介します。テクニックとはいえ、ビジネスで使いこなすには必須のものばかりです。最後までご確認ください。

1. ターゲット設定を明確に

Instagramは写真がメインのSNSです。見ている側にとってインパクトのある写真を投稿する必要があります。そのためには集客したいターゲットの設定が重要です。ターゲットに関する以下のことを明確に設定したうえで運用していきましょう。

  • 年齢
  • 居住地
  • 性別
  • 興味関心

2. 世界観の統一

Instagramは写真をメインとするSNSのため、ビジュアルが非常に重要になります。世界観を設定し、合致しない投稿は控えるようにすると良いでしょう。写真の世界観はもちろん、自己紹介文、キャプションの文体や雰囲気も統一することをおすすめします。

たとえば写真の色味やフィルター、余白を統一したり、投稿文をテンプレート化したり…自社の商品やサービスにあった世界観を作り出しましょう。

3. 目標の設定

Instagramから集客して収益を得るためには、やみくもに更新するのではなく、目標を設定して計画的に運用する必要があります。

ブランド認知を目標にする場合は「いいね数」や「フォロワー数」、コンバージョンを目標とする場合は「エンゲージメント率」や「自社URLのクリック率」などを指標に設定すると良いでしょう。

4. オリジナルハッシュタグの作成

ハッシュタグは「#インスタ映えカフェ」のようにその写真を表すキーワードに「#(半角)」をつけたものです。Instagramではハッシュタグ検索が頻繁に利用され、検索されたハッシュタグのついている投稿が一気に見られます。

検索された時にユーザーの目に留まればリーチ数が増えるだけでなくフォロワー獲得にもつながるので、適切なハッシュタグを選択してつけるようにしましょう。Instagramでは、一投稿に最大30個までハッシュタグをつけられます。

また、ハッシュタグは「#インスタ映え」や「#カフェ」などすでに存在しているものが多くありますが、オリジナルのハッシュタグを作成するのもおすすめです。浸透させることでブランドの魅力拡散や認知向上につながります。

最近の例では「#○○をつけた方の中から抽選でプレゼント」といった、いわゆるハッシュタグキャンペーンがしばしば見受けられます。キャンペーン時は投稿数が増えてブランド認知アップにつながる一方で、キャンペーン期間中の一時的なものになりがちなため、そこからファンを獲得するには通常の運用がさらに大切になってきます。

5. 投稿したストーリーをハイライトでカテゴライズ

以下は、ストーリーのハイライト機能を上手く使用している企業公式アカウントの例です。

参照:

ストーリーは投稿から24時間以内に消えるのが基本ルールですが、ハイライトに登録することでプロフィールに丸枠で常に表示できます。タップで再生されるので、ユーザーにみてほしい情報や反響のあったストーリーをまとめておくと効果的です。

その際、カテゴリーに分け、わかりやすいタイトルを設定しましょう。例えば、旅行関連のアカウントでは「関東のおすすめスポット」「旅行支援クーポンまとめ」などと分けられている例があります。ハイライトのカバー写真も統一感を持たせるようなデザインにしましょう。

6. メンションの活用

メンションには英語で「言及」や「名前を挙げること」などという意味があります。投稿文に「@ユーザー名」をいれることを「メンションする」といい、ユーザーはその「@ユーザー名」をタップするだけでプロフィールページに飛べる便利な機能です。

たとえば、店舗を紹介するときなどにその店舗のアカウントをメンションすると、ユーザーはいちいち自身で店名を検索して探しにいく必要がなくなります。

ユーザビリティの向上はもちろん、複数アカウントを運用している場合は流入につながるので、メンションを効果的に活用しましょう。

タグづけや位置設定もユーザー満足につながるので、必要な場合は投稿時に毎回設定することをおすすめします。

7. CTAの設定

CTA (Call To Action:コールトゥアクション)とは、プロフィールに設定できるアクションボタンのことを指します。

ビジネスアカウントではメール・電話・住所などを設定でき、ユーザーは問い合わせをしやすくなるという効果が期待されます。店舗を持つ企業は忘れずに設定しておきましょう。

8. インサイトを見て分析

インスタのビジネスアカウントは、インサイトをチェックできるのが大きなメリットです。効果を分析する際に重要になるのでこまめに確認することがおすすめです。

何度か投稿すると、どんな投稿だとエンゲージメントが高くなるかわかるようになります。インサイトを見つつ、最短で目標を達成できるようにPDCAを回していきましょう。

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Instagram(インスタ)のビジネスアカウントに関するよくある質問

最後に、よくある質問を一問一答形式で紹介します。

ビジネスアカウントは見分けられる?

答えは「YES」です。ビジネスアカウントかどうかは、プロフィール画面を見ると簡単に見分けられます。

見分け方はいたって簡単です。ビジネスアカウントに切り替えたユーザーのプロフィール画面には、問い合わせのボタンやアイコン下のカテゴリが表示されます。

ビジネスアカウントがFacebookページと連携できない時はどうすれば良い?

ショッピング機能を利用したい場合、Facebookページと連携させる必要があります。しかし、なかには連携できずに手間取ってしまうこともあります。そんなときの解決策をふたつ紹介します。

解決策1 . Instagramアカウントの所有権を確認

たとえば、過去に広告運用していた代理店などが所有者になっているケースがあります。所有者を変更すれば簡単に連携できるようになります。

所有者の変更手順は以下の通りです。

1. 広告主のビジネスマネージャーに所有権を変更/もしくは過去運用代理店の連携を解除

2. これから所有権を保持したい広告運用側のビジネスマネージャーに紐付け(InstagramのID&パスワードを使用して所有権を移す/もしくはビジネスマネージャーIDを使用してパートナー連携する)

解決策2. Facebookページとのリンク状態を確認

次は、ほかのアカウントによって連携が阻害されているケースがあります。

  • 広告に使用しないFacebookページがリンクしている
  • 広告に使用するFacebookページに他のInstagramアカウントがリンクしている

広告に使うアカウント同士の場合は、Facebookページの紐付けでInstagramも自動的にリンクされます。

ただ、第3のページやアカウントが絡んでくると連携できない場合があります。連携するべきアカウントを再度確認し、正しいアカウント同士をリンクさせるようにしてください。

ビジネスアカウントでリールに音楽をつけることは可能?おすすめは?

リール動画に音楽を設定することは、個人アカウントでもビジネスアカウントでも可能です。著作権の問題など、場合によっては音楽が使えないこともあるので注意しましょう。

オリジナル音源やInstagramミュージックライブラリに載っている曲は著作権に違反することはありません。一方でInstagramミュージックライブラリに載っていない曲を使用してしまうと著作権法に違反することになるので注意が必要です。

Instagramミュージックライブラリにあるからといってフリー音源というわけではありませんので、Instagramの投稿以外に利用しないようにしましょう。

リールに使えるおすすめ音楽素材

・No Roots / Alice Merton

この音楽に合わせてメンバー紹介をする動画が人気を得ています。企業や店舗の社員・メンバー紹介をする動画を作成する場合、こちらを利用して楽しげな雰囲気を伝えるのにぴったりです。

・好きだ / YOASOBI

今日本のJ-POP界で大人気のYOASOBI。「好きだ」というタイトルの通り、こちらの音楽に合わせて好きなものを紹介する動画が人気です。自社の商品を紹介したい場合にこの音楽に合わせて紹介している例もちらほら。トレンド感も◎

・A Good Day / 平井 大

2022年にリール音源でトップの人気を誇った平井大の「A Good Day」。夏を感じさせる音楽を数多く手がけるアーティストで、爽やかかつ個性的な歌い方で人気を得ています。Z世代だけでなく、ミレニアル世代から人気な点も特徴のひとつです。

ほかのおすすめ音楽とも共通しますが、そもそも人気の曲を使うだけでも注目を集められます。人気の曲やトレンドの曲にぴったり合う動画を作成することで注目度は高まります。トレンド感を身につけるためにも、隙間時間などにInstagramを眺めるのがおすすめです。