重要視するのは「ユーザー理解」、「アジャイルの採用」、「体制構築」など

続いて同社は、「DXの取り組みとして経験したことのある業務を行う中で、重視すべきだと感じる点とその重要度」を尋ね、「DXの成果への満足度」の結果とクロス集計した。その結果、DXの成果が「十分に満足」とした企業では、「ユーザー理解のための取り組み」、「アジャイルプロセスの採用」、「必要なスキルを持った人材での体制構築」の回答率が約6割~7割となり、他の層より突出して高かった。

対して、DXの成果を実感しきれていない層では、上記3項目の回答率がいずれも約1割~3割程度であり、DXの成果に満足している層との差が顕著だった。

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DX推進上、不足しているスキルは「DXビジネス戦略を描くことができる」がトップ

次に同社は、「DXを推進する上で、自社に不足しているスキル・ケイパビリティ」を尋ねた。すると、「DXビジネス戦略を描くことができる」、「DXプロジェクトに必要な体制を設計することができる」、「DXプロジェクトの推進を担うことができる」がそれぞれ4割前後で上位となった。DXの戦略を企画・実行するスキルの不足を課題としている企業が比較的多いと推測できる。