就活生は労働条件よりも労働環境を重視、オフィス環境は企業の人材確保を左右する

就職活動で注目されるオフィスの存在

オフィス家具を提供する企業が実施した別な調査では、就活生が就職先を決める上で、特に重視したオフィス環境が紹介されています。

就活生が最も重視する部分は、社内の職務スペースであることが分かりました。中でも清潔感があることと、スペースに余裕があることで、その企業によい印象を持つ傾向が強いようです。

反対に、スペースに余裕がなく清潔感もないオフィスは、就活生に悪い印象を与えるという結果が出ています。また、おしゃれな雰囲気やデザイン性は、企業側が考えているほど意識されていないようです。

空間的な余裕があり、オフィスに清潔感があることは、そこで働く社員に活気があるというイメージにつながる可能性があります。それが就活生には魅力に感じられ、同じスペースで働きたいと思わせるのかもしれません。

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人が集まるオフィスづくりとは?

働く人たちが快適さを感じるオフィスには、適度な明るさとクリアな空気、そして静かすぎず騒がしくもない周囲の音が必要だと言われます。
明るさは解放感にもつながるため、余裕のあるスペースにバランスよく照明を配置しながら、業務に必要な照度も確保する必要があります。

現代のオフィスには空調が必須であり、気温と湿度の調整と同時に、空気清浄機を活用して清浄な空気を保つことも重要です。観葉植物を適度に配置すれば、空気清浄効果とヒーリング効果を得られます。

また、仕事に集中するには音も重要な要素で、雑然とした騒がしい環境はもちろん、あまりにも静かすぎて緊張感を覚えるような環境も好まれません。スペースの使い方で、最も工夫が必要なポイントでしょう。

ひと昔前の職場のように、たくさんの机が隣り合わせで並んでいるようなオフィスは、今後は貴重な人材を確保することが望めないかもしれません。
従業員を大切にする企業は、社会的にも高い評価を得られるようになっています。そのためにも、人が集まる快適なオフィスを提供することが、現代企業にとって重要な経営戦略の一つになっているのです。

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