関東で春の食材を味わおう! 農家が営むおすすめ店舗

 もうすぐ温かな春がやってくる。「春には春の食材を楽しみたい!」という人も多いだろう。そこで、関東で春の食材を味わえる店舗を紹介する。旬の食材を味わうメリットにも触れていくので、ぜひ参考にしてほしい。

●春の食材とは?



 春にしか食べられない「春の食材」がある。ここでは関東圏でよく食べられている、春の食材として「菜の花」「キャベツ」「鯛」を紹介する。これから旬を迎える食材を、積極的に取り入れてほしい。

菜の花

 春の食材の定番は菜の花だ。菜の花は、柔らかな蕾と歯応えのある茎をもった食材。特有のほろ苦さが魅力だ。蕾には花を咲かせるための養分が詰まっており、春に摂りたい栄養がぎゅっと凝縮されている。今では通年、手に入る食材になったものの、やはり市場に一番多く流通するのは、冬から春にかけて。おひたしや和え物で味わってほしい。

キャベツ

 スーパーや八百屋で、いつでも購入できるキャベツだが、その旬は春である。春に流通するキャベツは「春キャベツ」「新キャベツ」とも呼ばれており、大変人気な食材だ。冬頃に出回るキャベツと比べ、春キャベツはふんわりとした球体であることが特徴。全体の巻きが緩めであり、葉がやわらかく甘みがある。生食向きなので、ぜひサラダでそのまま味わってほしい。



 鯛にはさまざまな種類があるものの、一般的には「鯛=真鯛」である。真鯛の旬は冬から春とされている。特に鯛が産卵期を迎える3~5月は、味わいが格段によくなる。体全体が桜色を帯びてくることから、3~5月の鯛は「桜鯛」とも呼ばれている。産卵後は黒っぽい色になり、身の締まりもなくなってくる。身が引き締まった、今の時期に味わってほしい。

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●関東で旬の食材を味わえる店舗とは?



 関東で旬の食材が味わえる店は、いくつもある。ここでは数ある飲食店の中でも、特におすすめの店を紹介する。

よもぎの里 キッチンたぬき

 「よもぎの里 キッチンたぬき」は、地元の農家の“母ちゃん”たちが働く店である。吟味された食材を使った「おふくろの味」が楽しめるだろう。無添加にこだわる同店では、定食だけでなく甘味も味わえる。旬の食材を使った天ぷらが550円、天丼が600円と非常にリーズナブルであることも、うれしいポイントだろう。

ふれあいパーク八日市場 郷土料理レストラン「里の香」

 「ふれあいパーク八日市場 郷土料理レストラン里の香」は、旬食材を使った天ぷらが味わえる店だ。名物の「里の香うどん」は、毎朝、店で製造する自慢の逸品。季節に合わせたメニューもあり、旬の食材を味わうならば、一度は訪れたいところだ。

 市内の酪農家で絞った生乳を使ったソフトクリームも人気商品の一つ。ベース作りから全てお店で行っている。

セントラルホテル 日本料理あら井

 セントラルホテル内の「日本料理あら井」は、少しリッチな旬食材を味わいたい時にぴったりの店だ。数奇屋風の佇まいの店舗で、旬の野菜が堪能できる。新鮮な野菜だけでなく、三浦半島で捕れた地魚も絶品だ。日本の四季を、味覚で楽しむには欠かせない店だろう。