マイクロソフトのWindows向けアプリストア「Microsoftストア」には、アプリ版とウェブ版があります。そのうちウェブ版は、インストールできるまでのクリック数が多過ぎると不評でした。


↑アプリがダウンロードしやすくなった

 

しかし、そのクリック数をわずか2回に減らす新システムが導入されました。

 

これはマイクロソフトでプリンシパル・アーキテクトを務めるRudy Huyn氏が、自らのXアカウントで述べていることです。

従来のウェブからのインストールは次のような手順が必要でした。

 

  • 公式ストアサイト上でアプリを探し、「ダウンロード」をクリック
  • ディープリンク(アプリをダウンロードするリンク)をストアアプリで開くことを許可
  • ストアのミニウィンドウでもう一度「ダウンロード」をクリック
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    それが新システムでは、次のように変更されました。

     

  • 公式ストアサイト上で「ダウンロード」をクリック
  • ダウンロードしたインストーラーを実行
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    新方式の主なメリットは次の通りです。

     

    • 新しいインストーラーは、ストアアプリのミニウィンドウよりも起動が非常に速い
    • 最近ストアアプリが更新されていなくても、最新の機能がサポートされている
    • ストアアプリをパソコンから削除していても機能し、複数のアプリを同時にインストールできる

     

    初期のユーザーテストでは、アプリのインストール数が12%増加し、インストール後に起動したアプリの数が54%と大幅に増加したとのこと。新システムの評判は概ね好意的なようです。

     

    要するに「一般的なWindowsアプリをダウンロードしてインストールする」ことと、手順がほぼ同じとなりました。これまでMicrosoftストアで配布しているアプリは、インストールの手間がかかって面倒な印象もありましたが、今後はスピーディーかつ安全に、役立つアプリと出会いやすくなりそうです。

     

    Source: Rudy Huyn(X)
    via: MSPowerUser